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2014.03.16
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 15日付の朝日朝刊3ページの記事によれば、

 東大分子細胞生物学研究所の所属だった、

 加藤茂明元教授の研究グループの論文のうち、

 なんと48本に捏造、改ざんなどの不正の疑いがあり、

 撤回が妥当、と東大当局が中間報告で発表したという、

 医学・生命科学の分野で、

 不正で撤回される論文は、

 日本からのものの場合、

 2001年頃から増える傾向にあったらしい、

 これは何を物語るか、

 論文でも、ノンフィクションでも、

 インターネットが普及する前は、

 コピー機でコピ-された資料を含めて、

 机の傍らに積み上げた、

 紙の冊子、本の文献資料を読み込み、

 この部分をどのように使うかを考えるだけで、

 多くの時間を割いた、

 引用ならその旨を明記し、

 参考にして自説を展開する場合でも、

 作品の巻末に参考資料名を列挙した、

 ワープロを使うにしろ、

 原稿用紙にしろ、

 引用部分は一言一句もなおざりにせず、

 打ち込んだり、

 手で書かなければならなかった、

 だから、活字になって読んだ人間から、

 この結論はどういう根拠で導き出されたものか、

 と訊かれても、

 そらで参考にした複数の説の由来を言えたし、

 各説の長所短所を踏まえて、

 自分はこう思う、

 とはっきり自説を主張できたのだ、

 今はインターネットを駆使すれば、

 あらかたの文献資料を見出すことができる、

 紙媒体ではまだ得られない最新の情報まで入手できる、

 さらに、

 実はそこに落とし穴があるが、

 必要な箇所を切りとったりコピーしながら、

 作成中の論文などにいくらでも貼りつけ挿入できる、

 やたら引用があっても、

 きちんと出典を明記すれば問題ない、

 ただ、自説を展開するときに、

 本来なら引用なのに、

 数行の短いものだと、

 つい自説の中に繰り込んでしまうことがある、

 のではないか、

 これが癖になると、

 引用したかどうかも定かでなく、

 安易にコピー、貼りつけをしたので、

 出典が何かは思い出すことさえできない、

 という有り様になる、

 もう1度、確認しようにも、

 その出典にたどりつけない、

 という事態さえ起こる、

 2001年前後は、

 研究者のすべてがインターネットを、

 駆使しだした時期ではないだろうか、

 インターネットの負の部分に、

 前途有為の研究者の多くがはまっている、

 としたら由々しいことではないか。






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最終更新日  2014.03.16 11:32:40 コメント(1) | コメントを書く


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