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2014.12.10
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 お可哀相に…


 よく耳にする憐憫の言葉だ、

 僕もかなり口にしてきた言葉だ、

 でも、

 言われた側には悔しい言葉だ、

 前向きにはなれない言葉だ、

 実に上から目線の言葉ではないか、




 講演を行いました、

 それに先立ち、

 市内の中学生から募集した人権作文の、

 入選者の表彰式が行われました、


 手伝えることはありますか、

 は市長賞を受けた中学3年男子の作文のタイトルです、


 作者の父は仕事中の事故で右手を失くしました、

 作者は健気に入浴時に背中を流す、

 ペットボトルのキャップを閉めるなど、

 さまざまな手助けをしてきました、



 ほどけて靴紐を結んでやろうとしたら、

 父は、

 「俺はやればできる子だから」

 と、断ったのです、

 父は義手の指も使い、



 そのとき、

 作者は気づくのです、

 今まで自分が父に対してやっていたことは、

 単なる押しつけだったのではないか、

 それは父の存在を否定すること、

 と同じだったのではないか、

 自分がやってあげなければ、

 という考え自体が自己満足ではなかったか、

 等々…


 それからはやればできる父を、

 見守るようになりました、

 作者はサッカーをやっています、

 父は障害者スポーツのサッカーをはじめました、

 サッカーを通じて、

 作者は父と一緒に過ごす時間が増え、

 共通の話題を持つようになりました、

 作者は父とその仲間に、

 辛さや、心身の痛みを分かちあっている絆を感じとって、

 自分の心にあった偏見を振り返り、

 そういう偏見をなくしていかなければ、

 と強く思うのです、

 「一切の偏見を持たず、相手の気持ちを考えて、

 できることには手出しをしない」

 それがその人に生きる活力を与え、

 居場所を奪わずにすむ、

 と作者は言い切ります、

 「(俺はやればできる子だから)その言葉の意味を重く受けとめ、

  差別のない社会作りに私は少しでも貢献していきます」


 なんか日本の未来は捨てたものではないぞ、

 頼もしい子供たちが成長していく、

 頑張んなきゃ、俺らも。








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最終更新日  2014.12.10 17:48:35 コメントを書く


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