カゲキ隊長のブログ

カゲキ隊長のブログ

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

kageki4373

kageki4373

カレンダー

フリーページ

2015.04.30
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 何を公約とするのか。

 次男は深夜タクシーを流していて、

 徘徊中らしい高齢者を何度も見かけたという。

 徘徊高齢者らしき人を見かけたタクシーの運転手が、

 徘徊高齢者を危険から守るネットワークのサイトに連絡する。

 そのサイトはタクシー会社、警察署、消防署が協力して立ち上げるもので、

 連絡あり次第、警察、消防と緊密に連絡をとって、

 適切な措置をとる。

これからますます高齢化社会になる。



 住まいのある地域とかなり離れた地域で行き倒れていたり、

 鉄道構内に入り込んで列車に轢かれる、

 などの事件が起きている。

 有益なアイデアだとは思うが、

 いかにも思いつきの感を免れない。

 桜堤児童館がなくなるらしいんだ、

 と次男がポツリと言った。

 次男は2歳のときから中学1,2年の頃まで、

 その桜堤児童館で多くのときを過ごした。

 いい思い出もいっぱい作ってきた。

 武蔵野市には児童館がその桜堤児童館1館しかない。



 武蔵野市は東西に長い。

 西部の桜堤地区は小金井市と境を接している。

 東部の吉祥寺エリアの子どもたちからは、

 2駅もあって遠すぎる。

 三鷹駅を最寄りとする、



 桜堤児童館に合わせて後2館、

 最低3館は必要である。

 これは隣接各市と比較してみれば解る。

 小金井市には3館、

 西東京市も3館、

 調布市は学童クラブを併設した3館を含めて、

 7館もある。

 隣接市ではないが、

 国立市は人口7万人台で、

 14万人台の武蔵野市の約半分、

 それで児童館数は3館もある。

 武蔵野市に1館しかないということが、

 いかに異常か。

 そのたった1館しかない児童館を、

 市は廃止の方向で検討している。

 存続・増設か、それとも廃止に追いやって、

 児童館ゼロ市の汚名を着るか。

 それで戦おう、

 と僕は提案した。

 全国で読み聞かせ活動や、

 子どもと人権、

 いじめなどをテーマに講演活動を展開する僕にとって、

 応援演説もやりやすい。

 各地の児童館を会場にしての読み聞かせ経験も重ねている。

 市は児童館機能は0123や、あそべえで補完できる、

 と考えているらしい。

 しかし、0123は乳幼児の施設、

 他市では学童クラブに当たるあそべえは、

 学校内施設を利用した、

 その学校の児童の放課後の居場所である。

 合わせても4,5歳児と中学生は対象から外れる。

 児童館は対象が0歳から中学3年までと異年齢の幅が広い。

 児童福祉法に基づいて、

 児童の遊びを通した健康増進と情操教育を目的にして、

 開設された児童館の補完は不可能である。

 次男の公約はこうして児童館の存続・増設に定まった、

 当然のことながら児童館は親子でくるし、

 催しによっては地区の老若男女も集う。

 子どもに暖かい街づくり、

 高齢者に優しい街づくりのもとになる。

 こうして選挙戦は始まったが、

 何しろ支持母体なし地盤なしで、

 次男の演説や、

 僕の応援演説を聞いてくれた人たちの反応はよくても、

 市域を選挙カーで流しても、

 静かで人影が見あたらず、

 手応えはつかめない。

 街行く人で手を振ってくれる人は多かったが、

 それは僕に対してだった。

 次男に対しての手応えを感じたい。

 それは6日目にようやく感じられた。

 選挙カーで通りかかると、

 公園などで遊んでいる子どもたちが駆け寄ってくる。

 道を流すと、選挙カーの前方にまず子どもが現れて手を振り、

 次いで出てきたお母さんが手を振ってくれた。

 その状態は翌7日目の最終日も続いた。

 レンタルの選挙カーを返しにいった人によると、

 次男も僕も乗っていないのに、

 子どもたちが看板を見て手を振ってくれたという。

 風が吹きだした。

 後2日間、選挙運動が続けられたら、

 その風はもっと強くなったろう。

 7日間では支持母体も地盤もない無所属新人にとっては、

 訴えが浸透せずかなり不利になる。

 でも、少しの風も吹いたし、

 次男は善戦したという実感は僕にはあった。

 定員26名、立候補者数37名、

 次男は1363票獲得して22位で当選した。

 「喜びは1秒、茨の道が始まる」

 と、僕は言った。

 大いに研鑽して公約を実現する。

 それが次男下田大気に負わされた十字架である。






















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.05.01 18:41:41
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: