京都の珈琲職人

京都の珈琲職人

■珈琲職人のこだわり_3


コーヒー流通に関わる多<の人々が小川珈琲のこだわリを支えています。

小川珈琲のブレンドコーヒーはさまざまな品種のコーヒーを混ぜ合わせてつくられています。
ブレンドのべースとなるのは「ブラジル」と「コロンビア」の生豆です。
どの豆が小川珈琲にふさわしい良質の豆なのか…、選別の基準はあくまでも人間の舌です。

●小川珈琲ではコーヒー鑑定士が、実際にコーヒーの味と香りを検査する官能テストをくり返して仕入れる生豆を選別していきます。
それは、収穫から船積み前まで幾度もサンプルを空輸してもらいテストをくり返し、さらに港に到着した時点でも味覚テストを行い、ここで合格した生豆だけを正式に買い付けます。

●求める味を実現するためには、輸出国の人々にも小川珈琲の味を理解してもらうことが欠かせません。
ただし、同じコーヒーのプロが相手といっても、国が変われば普段の食生活や嗜好も変わるだけに味の説明にも一苦労。
たとえば小川珈琲ではすっきりした後口を残すために渋味は可能な限り排除しています。
ところが、日本人同士ならわかる「渋柿のような渋味」という表現も外国人相手では伝わりません。
そこで熟れていないバナナなら同じように渋味を感じるはずと、「青いバナナをかじれば渋味がわかる」と説明したとか。

●ちなみに、小川珈琲が排除にこだわった渋味はいまや世界共通の官能評価項目となり、現在では世界中のカップテイスターが渋味のチェックを行っています。
毎年、海外からカップテイスターが小川珈琲を訪れ、小川珈琲が求める味、すなわち小川珈琲スタンダードを相互に確認し合い、品質の安定に努めています。
生産国の輸出業者や商社など、コーヒー流通に関わるすべての人々との緊密なコミュニケーションが、小川珈琲スタンダードを支えているのです。

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