HIDにディレイ回路



V作品11

HIDにディレイ回路を組み込む






ある日、クロネコ便で荷物が届いた。

数日前にネットで注文した品物だ。


注文する時に"物"の大きさ知っていたから、届いた箱の大きさに驚く!


早速開封すると・・・ 

中身の殆どが 空気 である緩衝材。

肝心の"物"は手前に有る白い箱に更に収まっている。

過剰包装? いくら電子部品だからって大げさすぎない!?


その、白い箱の中身は・・

こんなチッコイ部品なのよ!


特別にドアップで




基盤にセットし配線をハンダで融着する。

基盤・ケーブル・箱・・ 送られて来た部品以外は全て自宅に有った!

適当に家捜しすると、こんな物が揃ってしまう我が家が脅威!!


配線図? 載せないよ!! 一枚上の画像を見て理解出来ない人じゃ 配線図書いても通じないから。


この部品 ディレイ:タイマー(リレー)と言います。

ディレイ=遅れ・遅延

要するに遅れて作動するリレーって事だ。

1番と24番の足に電圧が架かると16番・13番並びに9番・12番の足間が設定時間後に開放・開通するって物。

メーカーHP上では、この型番の設定時間は1秒と記されているが、電圧を架ける足の組み合わせで1秒~10分まで設定可能です。



何故こんな部品を組み込むの って?

親爺が乗っているバラデロには有り難い事にメーカーさんの御好意で漏れなくHISSというセキュリティーが組み込まれているんだ。

このHISSが大したもんで登録されたキー以外には愛想を蒔かない ってな頑固者で!!

親爺が新車で購入して直ぐにヘッドライトをHIDに交換したんだけど、純正部品のハロゲンバルブ君が居なくなったのに駄々をこね 「 キー認証をしてあげない 」 という意地悪を仕掛けるように成っちまったんだ。

まあ機械に感情が有る訳無いが、キーに埋め込まれたマイクロチップとキーシリンダーのアンテナが情報のやり取りをしている時に、同時起動しているHIDのバラストが発する高周波が邪魔をして認証に至らないという症状が何度か起きまして・・・

じゃあ認証の邪魔をしないようにHIDの起動にディレイを組み込みましょう ってな経緯です。



車体への組み込み

親爺のバラデロのアクセサリー電源は、バッテリーからカウル内まで直に引いたケーブルにリレーを咬まして HID・グリップヒーター・ナビの電力の源になっている。

リレーの作動信号は鼻先に付いたポジション灯からもらっている。

ポジション灯とアクセサリーリレーの間に製作したディレイタイマーを組み込みました。

親爺は設定時間を1分で組み、調整用の可変抵抗(ボリューム)で約20秒に設定しました。

20秒有れば間違い無くキーの認証終わっていますから。



エンジン掛けてみよう


キーON ポジション灯だけ点きます。

HISSは順調にキー認証を終えました。 エンジン始動。

と、ここ迄で約7秒。


その後待つこと10秒後にHIDが点灯!

バッチリです!! 見事にキー認証と時間差を作ってヘッドライト点灯。

エンジン始動時のバッテリー負荷軽減にも成るし、HIDのバラストがキーON(点灯)⇒セル作動(消灯)⇒エンジン始動(点灯)と点滅を繰り返すダメージ回避にも為って大成功。





後退









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