おいしい 千葉 ~ponの食べある記~

おいしい 千葉 ~ponの食べある記~

PR

×

Calendar

Archives

2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12

Comments

元 オーナーです (笑)@ Re:びっくりチャーシュー ~大いなる小景~(05/02) 気がつくのに 大変遅れまして すみませ…
確認してないの?@ Re:蘇我陸橋にて ~やっちまった~(05/18) 小湊バスと言うか 路線バスは 国道に出ず …
ロニー@ Re:びっくりチャーシュー ~大いなる小景~(05/02) このラーメンは思い出の味、自分は船の仕…
ポッポ@ Re:もりそば ゆで太郎 ~blue stage・ロードサイドの1コンビニエンス~(10/20) やっぱりね。蕎麦好きな人は行かない方が…
菜の花 菜津子@ Re:天八 ~観光地プライスのサプライズ~(03/20) 明日鴨川に行くので思い出してこのブログ…
アンドー@ Re:肉まん アンドー(11/08) ポン様 お世話になります。 お陰さまで頑…
2007.07.05
XML


どういうホテルなのか、まったくイメージがわかないので黙っていると、
「そこ、行ってみたいなぁ」
と彼女がポツリとつぶやいた。
「わかった。ちゃんと調べておくから」
「本当に。指切りげんまんじゃないと怒るんだから」
明日彼女は休出だというので、早めに切りあげることにした。

帰途は横浜まわりで、途中大黒パーキングに寄った。そこから彼女に電話を入れる。
「もう、おうちに着いたの?」
「いや。何だかすごく疲れたんで、横浜で仮眠をしていくから。連絡だけでも入れておこうと思って」
「とってもいい心がけじゃない」
「無駄な心配をさせちゃいけないからね」
「へー、なかなかよろしいではないか」
ひとしきり笑いあってから電話を切った。

仮眠のつもりが、車内で本格的に寝てしまったようだ。目が覚めたときには8時を回っていた。イートインで軽食を取ってから、また高速に乗る。千葉にはむかわず、途中のインターで降りた。

私はその足で神奈川工場に向かった。どうしても、彼女に会いたかった。(まさかというシチュエーションで私が姿を見せたら、どんな顔をするだろう)というような。ある種の悪戯心も混ざってはいたが。それよりもっと切実に、今会いたかった。そして、彼女が仕事をしているさまを一目だけでも拝んでおきたいと思った。

車のまま守衛を抜けて、奥へ奥へとすすむ。朝積みのトラック以外は姿がなく、きわめて平穏な休日の構内風景だった。積荷待ちの駐車スペースに車を停めて、そこから直近の建屋にはいる。2階の事務所にあがった。

製造1課のドアを開けると、彼女を含めて67人がデスクについていた。だれもこちらのほうを見ない。通りしなに、香穂が私に気づいたようだった。課長にあいさつをしてから、ヒロちゃんのところに行った。空いている隣の椅子にすわる。
「きょうはまたどうして…」
「いいえ。ただ近くに来たので、顔出しで寄ってみただけです」

しばらくして、彼女がコーヒーを持ってきてくれる。私の目の前にそっと置いた。私はその場でスッと立ち上がって、
「はじめまして、○○です」
「それはどうも、村山です。電話ではお世話になりっぱなしで。いつも、ありがとうございます」
白々しいあいさつをしあった。制服姿の彼女というのも、見慣れてないだけにどこか新鮮に映った。ぎこちなさも、この場での応報も。それはそれでワクワクさせるものがあった。

工場を出たあと、私は湘南のほうに車をむけた。海岸沿いに出てから、葉山にむかう。きのう話題に出たホテルを、実際自分の目で確かめようと思っていた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.07.17 02:20:23
コメントを書く
[Cube ~ある一つの童話~] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: