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2025年12月03日
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堀内孝雄さんの3枚目のソロアルバム。1978年9月5日発売。
アナログ盤で大きめの音で久々にじっくり聴いた。





このアルバム、発売当初は正直あまり好きではなかった。
まだ中学生だったからかも知れませんが、それまでの2枚のソロアルバムが凄く好きだったので
何かアレンジや歌詞の雰囲気が変わったように思えて、どうしても「忘れかけていたラブ・ソング」と「言葉にならない贈り物」ばかり聴いてた。
それでも「真赤なアカシア」と「あの日の青い空」のようなカントリーフォーク調の曲は
気に入ってたし「少年時代」も大人になればこんな風に今の自分を思うのだろうかと考えたり、
「家を出てゆきたい」に関しては中学生になってうっすらとこの曲のような事を考え始めてたように
思う。18歳になってすぐに家を出たので、この曲のように考えてたのだろうと思う。




A面
1曲目「君のひとみは10000ボルト」  編曲 石川鷹彦さん
2曲目「あいつが死んだ晩」      編曲 戸塚修さん
3曲目「旅はいいもんだ」       編曲 戸塚修さん
4曲目「わが子よ」          編曲 徳武弘文さん
5曲目「俺・由美子・ 孝洋」      編曲 石川鷹彦さん

B面
1曲目「家を出てゆきたい」      編曲 戸塚修さん
2曲目「故郷には帰りたくない」    編曲 戸塚修さん
3曲目「あの日の青い空」       編曲 戸塚修さん
4曲目「真赤なアカシア」       編曲 戸塚修さん



「君のひとみは10000ボルト」を除いて全て作詞は岩谷時子さんです。
コンセプトアルバムになってて本当なら「君のひとみは10000ボルト」は一番最後に
ボーナストラック的に収録してもよかったのかも。
アルバム通して聴くときは必ずA-2曲目「あいつが死んだ晩」から聴いている。
この曲を初めてライブで歌ったのは1978年9月20日大阪厚生年金会館中ホールで


神戸公演は1978年9月28日の神戸国際会館。この神戸公演はゴタゴタでした。
最初は神戸文化ホール小ホールで発表されチケットも発売。
450席のホールでは秒で売り切れ。そりゃ当然です。
チケット発売した5月といえばアリスの人気は急上昇中で「涙の誓い」も大ヒットした頃。
神戸ではソロだと動員が難しいと主催者の畠山さんは考えたのか売り切れてからも
問い合わせの電話が止まずに、決断を下します。
もうチケットも完売してるのに、会場を神戸国際会館に変更!
450席のキャパから2100人の会場に。
神戸文化ホール小ホールのチケットを買ってた人には封筒でお知らせが来ました。
「あなたの文化小ホールの入場券を、そのまま国際会館の受付にて引き換えさせていただきます」と…。
当日、神戸文化小ホールのチケットを持って国際会館に行くと正面階段上がった所に
畠山さんがいて、文化ホールのチケットと引き換えに座席番号だけ書いた紙を渡された。
え〜あのチケットが…。持っておきたかった幻の文化ホール小ホールのチケット。
神戸国際会館ももちろん満席。チケットの座席番号の所にマジックか何かで線だけ引いて
返してほしかった。いまだに、そのチケットの事をしつこく思ってる^^;
神戸の1週間前の大阪公演のチケットはあるからいいんだけど。
デザインも同じ感じだったと記憶してる。


(何でも捨てずに持ってる自分に驚く^^  こんな感じの会場変更はかなり珍しいと思う。けど
 ちんぺいさんの40周年記念コンサートも急遽、会場を変更。
 万博お祭り広場の野外コンサートから神戸ワールド記念ホールへ。
 確か少し前に野外ライブで落雷で人が亡くなった事故があった。その事で天候も不安定な日が多いので
 変更したのだったと思う。ワールド記念ホールには何とか入り切れた感じだった。
 約8000人パンパンに何とか入れた感じでした。でもアリーナのコンサートにしてくれて良かった)


(この大阪公演のチケットとデザインはほぼ同じだったと記憶してる。色が緑だったかな。
  この中ホールもすぐに売り切れ、この時なら厚年大ホールでも売り切れたのに。)





2曲目「あいつが死んだ晩」は、その大阪と神戸公演でも歌われましたが、
アルバム完全再現のような演奏は1978年12月の武道館、大阪、横浜でのクリスマスココンサート。ストリングスも入り美しい演奏でべーやんが歌い上げました。
アルバムでは矢島賢さんのギターソロがめちゃカッコいい。

3曲目「旅はいいもんだ」は聴くと、アリス3人でのヤングタウンの「旅はいいもんだ」コーナーを
思い出して少し悲しくなる。3人が楽しそうに日本全国の名所などをリスナーからのメールで読み、ワイワイとおもしろく盛り上がってたのが昨日のように思える。

4曲目「わが子よ」のみ編曲は徳武弘文さんです。
ギターが徳武弘文さん、ドラムが島村英二さん、ハーモニカが松田幸一さん、ベースは平野融さん
ピアノ&キーボードが中西康晴さん・・・もうそのまま「ラストショウ」です。
「ラストショウ」はアリスやべーやんのコンサートのバックバンドを何度も務めています。
この「わが子よ」だけロック色強めのブルースな演奏です。
この曲だけライブレコーディングのような生々しいさが凄く良い!
松田幸一さんのハーモニカソロ最高です!

5曲目「俺・由美子・ 孝洋」家族の名前をそのままタイトルにした曲。
家族の事をいろいろと岩谷時子さんに話してから岩谷さんが歌詞を書き上げたのだろうか。






B-1曲目「家を出てゆきたい」  
B面は笛吹利明さん、芳野藤丸さん、岡沢章さん、渡嘉敷祐一さん、大原繁仁さんなどの
人気セッションプレイヤーの演奏です。A-3もほのこのメンバー。
この曲、聴くと胸が締め付けられる。18歳で家を出るって急に言い出したとき、両親は
どんな気持ちだったか、とか考えると辛くなる。勢いだけで一人だけで生きてみたいなんて
考えてた自分が恥ずかしい。家や家族に何の不満もなかったのに。
この曲の歌詞のままのような事を自分も言ってたと思う。

2曲目「故郷には帰りたくない」はシングル「君のひとみは10000ボルト」のB面曲。
「家を出てゆきたい」とこの曲を続けて聴くとより胸が締め付けられる。
この曲の歌詞も胸に痛い。

3曲目「あの日の青い空」は爽やかで明るいウエスト・コースト・ロック。
このような曲はべーやんらしいって言うか、ウエスト・コースト・ロックなべーやんが好きだった。

4曲目「真赤なアカシア」は当時、大人気曲だった。
「次の曲は真赤なアカシアです」ってMCのあと歓声が上がることがあった。
1979年6月9日 大阪厚生年金会館でのコンサートの時も、この曲を紹介すると一気に会場が
盛り上がって大きい手拍子に包まれた。

5曲目「少年時代」  
アルバムの締めくくりはこの曲。
微笑ましい光景を歌っているのですが、何か悲しく寂しくなる曲。
この歌詞のように虫取りの網を置いてあった場所とか鮮明に浮かぶ。
その匂いも思い出せてしまう。
この曲でアルバムが終わりレコード針がカチャッって上がって部屋に静寂。
アルバムの余韻で胸が熱くなりながらレコード盤をクリーナーで拭いて内袋に入れて・・。











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最終更新日  2025年12月03日 06時18分21秒
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