Guten Appetit

Guten Appetit

リスボン



ナザレからバスでリスボンへ。

バスは2階建てバス、おまけに指定された席は2階。
ただでさえロータリーが多いヨーロッパの道路、おまけに道路がガタガタなので直線ラインでもバスはユラユラ揺れ続けます。
ウトウトしていた夫に何気なく話しかけると、彼は慌ててカバンからビニール袋を出して私に手渡しました。
ゲロ袋?

リスボンの街は坂の多い街です。
昔ながらの市電にケーブルカーが現役です。



マスターカードのCMはこの辺りで撮影されたのかな?

夕飯。
最近発売されたフィガロ誌にポルトガルが特集されていました。
その中に紹介されていた定食屋さんに行ってみました。

天井の高い、アズレージョ・タイルにぐるりと囲まれた店内はお店の歴史を感じさせます。



ワインを注文したのですが、出てきたのはビール瓶?
シュポン!と王冠を抜いてグラスにつがれると・・ちゃんとワインでした。



お店のおじさんがゼスチャーで説明してくれた「干しダラの顔を茹でたもの」。
オリーブオイルをかけていただきます。
程良く塩が抜けた身の部分もおいしかったけど、プルンプルン・トロントロンの皮部分が最高。
コラーゲンの固まりです。(お肌ツヤツヤになったかしら?)
付け合わせのジャガイモとヒヨコ豆もおいしかったです。

夫はそろそろ魚には飽きたらしく「ビーフステーキ」です。
付け合わせのフライドポテトにも嬉しそうでした。



デザートはお店のおじさんが「お前は○○で、お前は△△だ」と勝手に決めてくれちゃいました。
で、持ってきたらいきなりナイフで半分ずつに切り分け、写真にようにしてくれました。

このおじさん、私たちに「フィガロ?フィガロ?」と自分の写真が載ったフィガロ誌を持ってきて、
「そうそう、それを見たんです」と答えると、
近くで食事をしていたお客さんに私たちのカメラを強引に持たせ、3人並んで「はいチーズ!」。
「写真を送ってくれよ」と住所を手渡されました。

フィガロ誌を見てこのレストランに行かれる方、日本人夫婦とおじさんの3ショットが飾ってありましたら、それはきっと私たちです。ふふふ。

© Rakuten Group, Inc.
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