

Two Nights That Will Live Forever』より)
バンドの食事を担当するマリアンヌ・ローズ
――通称「マウス」――は、
1994年8月からオアシスのスタッフとして働き始めた。
「バンドメンバーに会った時、
それぞれに食事の好みを詳しく尋ねるアンケートを渡して、
打ち解けようとしたの。
自画像を描いてもらったら、ノエルは神様を描いたのよ!」
彼の回答はバンドの食の好みを如実に表していた。
「野菜は食べる?」「いいえ」
「サラダは?」「いいえ」
「パスタは?」「いいえ」
好きな食べ物を挙げるよう求められたノエルは、
「1. フル・ブレックファスト、
2. フィッシュ・アンド・チップス、
3. ステーキ・アンド・チップス、
4. ミートカレー、
5. ポテトチップス」と書いた。
負けじとリアムは「シュガー・パフ」と
「Wheatabix(ウィータビックス)(原文ママ)」と書き加え、
ノエルがツアーでの自分の役割を
「ザ・ビッグ・チーズ」と宣言したことに対し、
リアムは「グルーピー」と署名した。
「彼らに食事というものを
教えなきゃならなかったの。」とマウスは言う。
「まるで母親みたいに、
『野菜を食べないとデザートはなしよ。』ってね。
贅沢な料理ばかり出すと
ノエルから文句を言われたけど、
時間をかけて彼らの食習慣を変えていったのよ。
最終的には、ノエルは焼きたてのマグロがお気に入りになって、
リアムは新鮮なスープ、
特にエンドウ豆とハムのスープが大好きになったわ。
彼らは特別扱いされることなく、
クルーやトラックの運転手と一緒に食事をしていたの。
『バンドのエゴを満たすために食事を作ってる訳じゃない』
というのが私のモットー。
毎日、黒板にメニューと"今日の格言"を書いてたんだけど、
ある時、ノエルがこう書いたの。
『何でも出来る人間なんていない。
でも誰にでも何かしら出来ることはある。』」
マウスはバンドの楽屋に、ごくシンプルな軽食を用意した。
フルーツの盛り合わせ、
ボウル一杯のポテトチップス、ディップ、
ミニチョコレートバーがたっぷり入った大きなバスケット、
色んなお菓子が入った大きなボウル、ガム、
そして、ハチミツとレモンは
リアムの喉のためのものだった。
「売れてるバンドなら、
肉やチーズの盛り合わせを用意して、
そこにタバコを突っ込むだけ、って感じだから、
これは全部子供っぽいものばかりね。
彼らはこれさえあれば十分だったのよ。」
ギャラガー兄弟、ほぼ同時刻に呟く 2026.07.27
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