子供が頭を強く打ったら

子供が頭を打った時病院からもらった注意事項です

頭部外傷後の注意

頭を強く打った時には、生命に危険を及ぼすことが多いので注意が必要です。
特に頭蓋骨内出血の症状は、頭を打ってからすぐに起こる事も、後になっておくれて起こってくることもありますから、現在何も症状がなくても、充分に注意しなければなりません。
診察を受けた後も下記の注意事項をよく読んで、手遅れにならない前に患者さんを病院までつれてくることが、非常に重要です。
以下の事項のようなことがあるか、またはうたがわしいと思われる時には直ちに医師に見せるようにしてください。

１、頭痛がだんだん強くなってくるとき

２、吐き気や嘔吐（食べたものや何も食べてなくてもものを吐く）が何回も続いて起こってくるとき

３、ぼんやりしてほっておくとすぐ眠ってしまう、起こしてもなかなか起きない時

４、熱がどんどん高くなるとき

５、視力（ものを見る力）が弱くなったり、物が二重に見えたり耳が聞こえにくくなったりする

６、手足がしびれたり、動かせなくなったり、けいれん（ひきつけ）が起こった時

尚、子供さんの場合は相当強く頭を打った時でも症状が出にくいことがありますから、たとえ元気にしていても、２～３日は目を離さないことが必要です。
又、頭を打ってから24時間くらいは少なくとも３～４時間毎に一度は起こして見て気がつくかどうかを見ることが必要です。
頭を打った後、少なくとも１～２日は安静を保って1人で外出したり、放置しないようにしてください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上