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コタ&こたplusサチイブ お気楽DAYS
Episode6~10
◆◇◆Episode6:異界送り◆◇◆
太陽が赤く染まり、連絡船が着いたころには、
海岸に作られた
ポルト=キーリカ
の村は、
シン
が去ったあとだった。
そこに残っているのは、さっきまで村だったであろう残骸と、
わずかに生き残った人々と深い絶望感、そして、家族を失った悲しみ・・・・・
船を下りた
ユウナ
は、
悲しみにくれる村人への挨拶が終わると、
「異界送り」
を買って出た。
ティーダ
は異界送りについて訊ねると、
そんなことも忘れたの?という感じに呆れつつも
ルールー
が話し始めた。
(↑すいません。プレイヤーに教えてやってください)
スピラ
では、死を迎えた魂、
あるいは死ぬ前から死を受け入れていた魂は、
通常
異界
へ行くとされる。
しかし、
シン
の強襲や突然の死によって
自らの死を受け入れられない魂は、
異界ヘ行かず、留まり迷っては
幻光虫
と交わり、
魔物と化すという。
幻光虫というのは、その名の通りの虫ではなく、
スピラ
中に存在し、目で見ることもできる、
それだけでは実態を持たない生態エネルギーのようなもの。
異界送りとは、死者が迷う前に異界へと導く儀式なのだ。
そして異界送りも、召喚士の大切な役目の一つだった。
シン
によって亡くなった
ポルト=キーリカ
の人々の魂を送るために、
ユウナ
は悲しみの中、儀式の舞を舞う。
(←幻光虫の影響なのか、なぜか水面を歩けたりする)
儀式により、多くの柩の中から死者の思念が異界へ旅立つ。
ティーダ
はそんな
ユウナ
の姿を見て、
異界送りをすることなど二度と起こらないよう祈るのだった。
(↑すでにその目は恋に落ちた目だったような・・・)
一夜明け、
ポルト=キーリカ
は
あちこちで村の修復作業が行われていた。
当初の予定通り、
ティーダ
とビサイド・オーラカチームは必勝祈願のため、
ユウナ
たちは寺院へのお祈りのために
キーリカ寺院
へ向かった。
途中で、
ユウナ
は
ティーダ
に
ガードになってもらえないかと言う。
(←やっぱりね・・・)
ワッカ
たちは驚き、その場はうやむやになったが、
ティーダ
はそのことを前向きに考え始めていた。
ここ
ポルト=キーリカ
は、大召喚士の一人で
ブリッツボールの名選手でもあった
オハランド
の出身地ということもあり、
それにあやかろうと
スピラ
中のブリッツ・ボールの
チームが必勝祈願に訪れるのだ。
寺院の参道で
ティーダ
たちはブリッツの常勝チーム、
イヤミったらしいルカ・ゴワーズ
(←ムカッとするけれど、あとでブリッツボールの試合でコテンパンにしてやった(笑))
とニアミス。
寺院内では、別の召喚士
ドナ
(←編みタイツの女王様状態)
と
そのガード
バルテロ
(←自我のなさそうな筋肉男)
が
修行を終えて出てきたところだった。
大召喚士ブラスカの娘という
ユウナ
に敵対心があるのか、
ガードを大勢連れた
ユウナ
に対し
「ガードは量ではなく質だ。」
と自分のガードは恋人
バルテロ
(←恋人!?)
のみという
ドナ
が言う。
しかし、
ユウナ
は
「ガードの数は信頼できる人の数です。
命を預けても安心だと思える人の数です。
自分はこんなにガードがついていてくれて幸せです。」
とキッパリと言ってのけた。
(←スバラシイ!)
召喚獣の力を借りるため、試練の間へ入っていく
ユウナ
たち。
まだガードではない
ティーダ
は
一人置いてきぼりを食っていた。
そこへ仕返しにきた
ドナ
(←こんな捻じ曲がった根性でも召喚士になれるのか?)
と
バルテロ
によって、
ティーダ
は試練の間に強制的に入れられてしまう。
引き返すこともできず、仕方なく
ティーダ
は試練の間を通りぬける。
掟に逆らってまたも入ってきた
ティーダ
に
ルールーたちはあきれるが
(←許してあげてください)
、
来てしまったものは仕方がない。
ユウナ
はまだ祈り子の部屋で修行中のようだ。
祈り子とは命懸けで
シン
に立ち向かった人の
生前の思念を抽出し、祈り子像に封じこめたもの。
(←よくわかりません)
祈りを捧げた召喚士しかその姿を見ることがない。
そして、召喚士の祈りと祈り子の思いが幻光虫を取りこみ、
目に見える形となったものが召喚獣。
召喚獣は血肉を持たない祈り子の化身とも言える。
そんな召喚という技の中でも、
最強で
シン
を倒す唯一の手段と言われる
究極召喚獣
を手に入れるために召喚士は旅をし、
各地の寺院で祈り子に祈って修行してまわるのだという。
祈り子の部屋の扉が開き、
疲労しきった
ユウナ
が出てきた。
懸命な彼女の祈りに答えたのは、炎を司る召喚獣イフリート
(←FFシリーズ常連)
だった。
・
・
・
・
・
・
・
◆◇◆Episode7:スピラ第二の都市◆◇◆
ポルト=キーリカ
を後にし、連絡船で目的地
ルカ
に向かう一行。
同じ船には、ルカ・ゴワーズの面々も乗っていた。
大召喚士の娘ということでどこでも人気者である
ユウナ
。
ティーダ
はそんな風に見られる
ユウナ
がかわいそうだと思うのだった。
その夜
ティーダ
は
ルールー
と
ワッカ
が話をしているのを立ち聞きしてしまう。
ルールー
が持ちかけたのは、
「
ユウナ
が
ティーダ
をガードにしたがっているが、
それは
ティーダ
が
ジェクト
の息子だからかもしれない。
でも、
ティーダ
自身は“あの
ジェクト
の息子”として見られるのを
いやがっているみたいだからどうしたものか」
と言う相談事。
「なるようになるだろ」
という
ワッカ
。
そして父親が嫌いだという
ティーダ
のことを聞き、
嫌いでも父という存在がある彼を、
両親を早くに亡くした
ワッカ
はうらやましいとつぶやく。
ティーダ
は気付かれないように船首部分へ向かった。
甲板には誰かが片付け忘れたのか、ブリッツボールが一つ。
ジェクト
のことを振り払うように
ボールを蹴る
ティーダ
。
(←ここのミニゲームはなかなか難しい)
小さい頃
ジェクト
の真似をして一人で
練習した
ジェクト
のオリジナルシュート。
上手くできなかった自分に
「まだまだだな。できねぇのはお前だけじゃねぇから気にすんな。」
としか言わなかった父。
そして、
ティーダ
は
ジェクト
にあて付けるようにシュートを放った。
「ジェクト・・・・シュートだよね、今の?」
そこに居たのは、
ユウナ
だった。
彼女の知る
ジェクト
が見せてくれたのだという。
ティーダ
ははっきりと思い知らされた。
ユウナ
の父親のガードをしていたという
ジェクト
という男は、
やはり自分の父なのだと。
ビサイド
を出てから数日。
ブリッツボール大会の開催される
ルカ
にようやく到着。
リュック
も言っていた
スピラ
で2番目に大きな都市
ルカ
。
大会の見物客でごったがえし、大きなスタジアムも見える。
果たして自分がどうすればいいか、ここで明らかになるのだろうか?
ワクワク半分、不安半分で
ティーダ
は
ルカ
の地を踏む。
港に入ると実況アナウンスが街中にひびきわたっていた。
地元の常勝チーム、ルカ・ゴワーズが紹介されると街は沸き、
ビサイド・オーラカの紹介になると解説者も無難なコメントをする程度。
(↑アナウンサーも解説者もけっこう失礼なことを言うヤツら)
ティーダ
がルカ・ゴワーズに向かって挑戦状を叩きつけ、
ビサイド・オーラカの優勝宣言するも、
初戦敗退記録を更新中という
オーラカの実績を知る街の人々は失笑するだけだった。
そこへ港の別のポートへ人々の流れが向かう。
マイカ
総老師がブリッツボール大会を観戦するために到着したというのだ。
エボンでは、
ロンゾ族
(←キマリと同じ2足歩行のライオン型亜人族)
、
人間、
グアド族
(←手足が長く、顔には葉脈のある植物型の亜人種)
の3種族のトップがエボンの老師として君臨。
エボンの教えの総本山
ベベル
からやってきた
ヨー=マイカ
総老師は、
その3人を統べ、エボンの頂点に立つ人物だった。
尊敬の念で
マイカ
総老師を出迎える民たち。
マイカ
総老師とともに、
グアド族の
シーモア=グアド
老師
(←スピラではハンサム部類に入るのか?)
も訪れていた。
ヒトとグアド族との間に生まれた
シーモア
老師
は、
老師をしていた父
ジスカル=グアド
が最近亡くなり、
その後を継いだらしい。
シーモア
老師は民衆の中に
ユウナ
の姿を見つけると、
意味ありげに微笑んだ。
・
・
・
・
・
・
・
◆◇◆Episode8:ブリッツボール大会開催◆◇◆
スタジアムの選手控え室で試合までくつろぐ
ティーダ
たち。
ワッカ
の強運(?)により、ビサイド・オーラカは1回戦勝てば決勝戦というシード権を得た。
(↑というか、たった6チームのトーナメント制だし)
そこへ
ユウナ
がやってきて、
アーロン
がこの
ルカ
に来ているらしいと告げる。
アーロン
!?
ユウナ
が言うには、
「
アーロン
もまた
ジェクト
と共に
ブラスカ
のガードだった。
彼なら、
ジェクト
の行方を知っているかもしれない。」
らしい。
もしかして自分の知っているあの
アーロン
なのか?
それを確かめるべく、「試合までに戻るから」と言って
(←戻って来れるためしがない)
、
ティーダ
は
ユウナ
、
キマリ
と一緒に街へ繰り出した。
ここでもやはり大召喚士
ブラスカ
の娘として注目を集める
ユウナ
。
こんな大きな街ではぐれたら大変だねという
ユウナ
に、
ティーダ
は
「なにかあったら、これで呼んで。すぐ駆けつけるから。」
と言って指笛を教える。
まだ上手くできない
ユウナ
だが、
取りあえずはぐれないようにということで
アーロン
が目撃されたカフェへ向かう。
しかし、カフェにはすでに
アーロン
の姿はなかった。
その代わり、
キマリ
と同じ獣人の種族ロンゾ族の
ビラン
と
エンケ
が
キマリ
に因縁を付けてきた。
その二人は
キマリ
よりもずっと大きく、
額には立派なツノがあった。
一方
キマリ
は小柄(といっても、ヒトよりはかなり大きい)で、
額のツノは半分から上は折れている。
そのツノを折ったのはこの
ビラン
らしい。
一触即発の事態だったが、
ユウナ
がいつのまにか居ないことに
ティーダ
が気付き、
慌ててカフェの外へ。
しかし、
ユウナ
は見えない。
ルールー
が慌てて駆けつけて、初戦の相手アルベド・サイクスからの
脅迫状が来たことを話す。
(アルベド・サイクスはアルベド族のチーム)
「
ユウナ
を預かっているから、無事に返して欲しければ初戦で負けろ」
というのだ。
そうはいかない。
ワッカ
はこの大会を最後に、
ブリッツ選手から引退しようと考えているのだ。
そんな大事な試合、負けるわけにはいかない。
かといって
ユウナ
を放ってもおけない。
ルールー
は、
ティーダ
抜きで試合はなんとかするから、
その間に
ティーダ
たちが
ユウナ
を救い出してこいという
ワッカ
の意向を伝えに来たのだ。
犯人は明らかにわかっている。
急いでアルベド・サイクスの乗って来た連絡船に向かう
ティーダ
、
キマリ
、
ルールー
。
案の定、その港ではアルベド族の船が離岸したところだった。
船に飛び乗った
ティーダ
たちの前に現われたのは、
大きな機械の塊アルベド・シューター。
ルールー
の魔法や
ティーダ
の機転でなんとか倒し、
無事
ユウナ
を奪還。
自分を助けてくれたアルベド族、もしかしたらあのときの船で
リュック
がいるかもしれないと思った
ティーダ
だったが、どうやら違う船のようだ。
その船に
シド
という自分の叔父が乗っていなかったかと
ユウナ
が訊いてきた。
彼女には半分アルベド族の血が流れていたのだ。
アルベド嫌いの
ワッカ
にはこのことは内緒にするよう
ルールー
に言われる。
ルールー
の魔法の合図によって
ユウナ
の無事を知った
ワッカ
たちは、
必死でゴールを守るだけで、それまでアルベド・サイクス相手に
手を出せない状態だったが、奮起してなんとか試合に勝利する。
――決勝戦。
会場は毎年初戦敗退の最弱チームと最強チームという
かつてない顔合わせに大盛況。
ビサイド・オーラカの相手は、キーリカ寺院で会ったルカ・ゴワーズ。
今度は初戦で怪我をした
ワッカ
の代わりに
ティーダ
が参加。
ティーダ
の活躍もあり、ビサイド・オーラカは強豪ルカ・ゴワーズを相手に
接戦を繰り広げていた。
試合の残り時間も少なくなると、初戦でのワッカの死闘を評価した観客たちが
いっせいに
ワッカ
コール。
(←「ワッカ!ワッカ!ワッカ!・・・」)
ティーダ
は
ワッカ
と交代するために控え室に戻るのだった。
声援に答えて
ワッカ
が登場し、
なんとかビサイド・オーラカはルカ・ゴワーズを下した。
(↑負けた場合でもストーリーは進行)
観客は昨年までずっと初戦敗退だったビサイド・オーラカの
思いがけない奮起に沸き、心から祝福の拍手を送るのだった。
試合直後、
ティーダ
はプールまで
ワッカ
を出迎えに行く。
そのとき、会場を悲鳴が埋め尽くした。
・
・
・
・
・
・
・
◆◇◆Episode9:暗黒の召喚獣◆◇◆
悲鳴と同時に、
ワッカ
と
ティーダ
のところにも魔物が。
魔物を倒してプールから出れば、スタジアムは魔物の群れに襲われていた。
二人は魔物と対峙している大刀にサングラスの男
アーロン
を発見。
倒しても倒しても次から次へと魔物が現われる。
そんなとき、スタジアムにいた
シーモア
老師が、動いた。
シーモア
老師もまた召喚の力を持っていたのだ。
彼の思いによって呼び出されたのは暗黒の召喚獣
(←不気味なことこの上ない・・・)
その力は不気味な外見とはうらはらに、人々を襲うすべての魔物を掃討した。
魔物騒ぎはおさまり、
ワッカ
のブリッツ選手としての心の整理もついたようだ。
優勝トロフィーをチームのメンバーに渡し、これからは
ユウナ
のガードに専念するという。
一方、二人だけで話をしている
ティーダ
と
アーロン
。
再会したばかりの
アーロン
に
ティーダ
はくってかかる。
「(
シン
に飲みこまれスピラに連れてこられたのは)全部あんたのせいなんだよ!」
(←その気持ちはわかる(^_^;))
だが、
アーロン
は軽くかわし、
ティーダ
に追い討ちをかけるように言った。
「
シン
は
ジェクト
だ。」
は?
言葉を失う
ティーダ
。
(←気持ちはわかる)
ブラスカ
のガードをした後の
ジェクト
は、
スピラ
でも行方がわからないと
ユウナ
が言っていた。
シン
だからなのか?
困惑して取り乱す
ティーダ
に、
アーロン
は言う。
「俺は
ユウナ
のガードになる。
真実を知りたかったら、付いて来るんだな。」
ティーダ
は他に取る道もなく、
しぶしぶ
アーロン
に付いていく。
新たに
アーロン
が
“
ブラスカ
との約束だ”
と言って
ユウナ
のガードを志願し、
さらに
“
ジェクト
との約束”
と言って
ティーダ
も正式にガードとして
旅に同行させることとなった。
気持ちの整理がつかず、不機嫌そうな
ティーダ
をみて、
ユウナ
が話はじめる。
スピラ
の人々の希望である召喚士一行。
いつでも注目される立場にいる。
だからこそ、落ち込んだ顔とかは見せたくない、と。
「笑いながら旅したいんだ。」
ユウナ
はそうつぶやいた。
・
・
・
・
・
・
・
◆◇◆Episode10:ミヘン街道◆◇◆
ルカ
の街を出て、一行は次の寺院ジョゼへ向かう
ミヘン街道
を行く。
ミヘン街道
は、討伐隊の基となる赤斬衆を作った英雄
ミヘン
が、
ベベル
へ向かうときに通ったという街道。
途中、黄色くて大きな鳥チョコボ
(←やっと出てきた~)
に乗った三人組
ルチル
、
エルマ
、
クラスコ
に、
警戒を怠らないように忠告される。
彼らは討伐隊のチョコボ騎兵隊で、
この辺りに生息する野生のチョコボを慣らして騎乗しているらしい。
街道をしばらく行ったとことで、ミヘン像に祈る母子と出会う。
少女は
ヒクリ
という名前で、
ユウナ
の
ナギ節
を心待ちにしていると言う。
ナギ節というのは、
シン
がいない期間らしい。
ユウナ
が言う、
シン
は生まれ変わるのだ
、と。
召喚士が
シン
を倒すとナギ節が訪れ、
またしばらくすると
シン
が復活するという。
たしか10年前に
ブラスカ
が
シン
を倒したのに、
なぜまた
シン
がいるのか、
しかも大召喚士はほかにもいたということは、
何度か
シン
は倒されているはず・・・
頭の片隅でひっかかっていた
ティーダ
(←とこたっぺ☆)
の疑問が解けた。
しかし、それでは倒してもまた復活するということで、
根本的な解決ではないのではないか?
ユウナ
はわずかでも
シン
の脅威に脅かされない平和な時間が
スピラ
に訪れるのだから、
シン
を倒すことは無駄ではないと言った。
自分のときこそ
シン
が復活しないナギ節が来るかもしれないという
わずかな希望を持って召喚士は闘うのだ。
日が傾き出したが、街道はまだまだ終わらない。
南部から北部への途中にある
旅行公司
で休んでいこうかということになると、
ワッカ
が反対した。
各地にある旅行公司を経営しているのは、
ユウナ
を誘拐したのと同じアルベド族だった。
いにしえの機械を扱うということでアルベド族は「機械禁止」のエボンの教えに背いているとされ、
エボンの信仰厚いほかの種族から差別されていた。
とくに信仰心の強い人々や
ワッカ
は、アルベド族を毛嫌いしている。
しかし、
アーロン
の一声で一泊していくことに。
(←さすが組長)
夕方旅行公司を出た
ティーダ
は、オレンジ色に染まる景色の中、
海を臨む崖で一人座っている
ユウナ
のもとへ。
スピラ
を赤々と照らす夕日を見ながら、二人は話をした。
ユウナ
たちが
シン
を倒した後にまた
シン
が復活しても、
そのときはまた
ユウナ
が倒せばいい、
ユウナ
ならやれる、
と励ます
ティーダ
。
ワッカ
は
シン
は機械文明に奢りを持った人間への罰だと言った。でも・・・
「機械を使うのってそんなに悪いことか?」
単純に思ったことを口にする
ティーダ
に対し、
ユウナ
は正直な気持ちを吐く。
「小さい頃から当たり前だ、悪いことなんだと思っていたけれど、
本当はわからない。」
物心ついたころから人々の支えとなっていたエボンの教え・・・
根拠もない、ただみんなそう言っているから・・・
それに疑問を持つことなんてなかった。
彼女自身、知らないことはまだまだあるのだ。
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