オンナを磨くココロと体の使い方

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妊娠中の過ごし方

ラクラク子育て、妊娠中に秘訣アリ!


育児サークルや子育て中のお友達同士で情報交換していると「なんでウチの子ってこんなに手がかかるんだろう」って思うことがあるよね。ぐずることや夜泣きも少なくて、いつもニコニコおだやかな子とそうでない子ではやっぱりお母さんにとってのストレス度だって違ってくるのは当然。それを「生まれつきの性格だから・・・」ってあきらめる前に、知って欲しいことがあります。確かに生まれもってや性格はモチロンありますが、それ以上に後天的な要因、特に妊娠中の影響のほうが実は多くて、それを気をつけることで、ずい分ちがってくるのです。今回は妊娠中の時期を中心に、ラクラク子育てできる子の作り方(?)を紹介します。

胎児の10ケ月は10億年


ラクラク子育ての最大のポイントは妊娠中にあります。赤ちゃんがお腹の中に入っているのはママにとってはわずか10か月ですが、その10ケ月の間に、お腹の中の赤ちゃんは水の中の生き物から人間までの進化をします。つまり、赤ちゃんにとっては10ヶ月ではなく、10億年分の進化なわけね。お腹から出てきてからの進化(発育)とは、その内容の濃さもケタ違いなのです。だから妊娠中ってすっごく大事。快適な10億年を過ごした子と不快な10億年を過ごした子じゃあ性格に違いがあっても当然だなって分かってもらえると思います。

居心地の良い子宮つくり


10億年を快適に過ごしてもらうためには、ふかふかの柔らかい、居心地の良い子宮つくりが大切です。精神的緊張を出来るだけ排除した妊娠生活が送れるようにダンナさまをはじめ、周りの人にサポートしてもらいたいな。整体ではね、ダンナさまは妊娠中の10ケ月は妊婦の奴隷になり、産後の13ケ月は赤ちゃんの奴隷になってもらいます。いいでしょう。でも冗談じゃなくそれだけ大事なのよ、この2つの時期って。それさえキッチリ押さえておけば、それからの子育てがすごーくラクだし、とんでもない人間には育たないからね。地球の将来を考えて、是非とも協力してもらいたいものです。ダンナを説得したい人は、「きらくかん」に連れておいで!

お産を台無しにする「目の疲れ」


それともう一つ、子宮を緊張させてしまうものがあります。それがなんと「目の疲れ」。
目を酷使すると、子宮が緊張しちゃうの。子宮だけじゃなくて骨盤も緊張しちゃって陣痛がつかなかったり、お産がスムーズに進まなかったり、とにかくトラブルが多いんだ。産後もオッパイはでなくなりやすいし、産後ウツもひどくなりやすいしね。
だから、妊娠中に一番大切な事は「目を使わない事」。
妊娠中って、そんなに活動的になれないし、わりとヒマだからついつい、テレビやビデオを見たり、本を読んだりする時間が長くなっちゃうけど、実はできるだけ避けたほうがいいの。PCとケータイメールは最悪よ。緊張した子宮で過ごした子は、神経質な子が多い。例えば、妊娠中ギリギリまで仕事をしてて、精神的緊張が抜けない生活をしていたり、急に二世帯同居になって精神的緊張を余儀なくされたり、ヒマに任せてテレビゲームしまくってたり、ネットやメール、ブログ作りにはまってたりね。
妊娠したら、産後2ヶ月くらいまでは、PCやメールはお休み。
みんなにお休みメールを送って、PCを閉じよう!
そう言ってもなかなか実行してくれないんだけど、マジ、甘く見ないほうがいいよ。目の疲れ。

仕事などで目を使わなければならないのなら使った後にきちんと目を休める事。目を使ったら、熱いオシボリで目や首を、絞りなおしながら8分くらい、温湿布して必ずゆるめてから休むようにしてね。精神的緊張がどうしても抜け辛い時は、整体を受けて体を緩めるのもいいと思うよ。

お腹の子とのコミュニケーションはラクラク子育ての基本


胎教が大切って言われるようになったのはここ10年くらいの事なんだけど、整体の創始者、野口晴哉氏は、昭和の初め頃から、妊娠中の胎児への話し掛けの大切さについて訴えていたの。すごいよねえ。でもここでいう胎教は、おりこうさんを作るための胎教ではありません。コミュニケーションの基礎を作るための話し掛けです。妊娠中赤ちゃんにいっぱい話し掛けたり、いっぱいお腹を触ってあげた子は、生まれてからの意思の疎通がとってもスムーズ。すごく小さいのに話が通じるし、新生児でも何を訴えて泣いているのかが分かりやすいの。それってお母さんにとってはすごいラクだよ。分からなくてイライラしたり、無駄に怒ったりしなくていいんだもん。ウチの子はすごいパパっ子なんだけど、それは妊娠中の話し掛けのころから始まってて、パパがお腹をなでながら話し掛けると、お腹の中で声のするほうへ動こうとして大変でした。新生児の頃もムダ泣きぜんぜんなくて、「フにゃ」「あ、おしっこね」「フにゅ」「ああ、オッパイね」ってな感じでラクだったよ。
よく産後の調整で整体しに行くと、新生児の子がワンワン泣いているのに「泣くのも運動。肺の運動」とか言って泣かしている人がいるんだけど、赤ちゃん、特に新生児の場合、泣くのには必ず意味があるからね。まだ甘え泣きとか、無駄泣きは無いから、何を訴えてるのかキチンと把握して対処してあげれば、ほとんど泣かないよ。それだけじゃなくて、きちんと答えてあげると「ママは分かってくれるんだ」っていう安心感も持ってくれるし、さらに細かく要求によって「泣き分け」してくれて、ますますこっちも分かりやすくなるんだ。それをほっておくと逆に「ママは分かってくれない」と思って、やたら泣くようになっちゃうの。だからはじめが肝心よ。
私は妊婦さんの整体の時、赤ちゃんにいっぱい話し掛けるし、手を当ててあげます。私たちの整体では逆子を治すときもお腹の赤ちゃんに「キミキミ逆さまだよ」って話し掛けて治すんだよ。それだけで90%は治っちゃう。
それから、こんなこともありました。妊娠中に定期的に整体に来た人で、臨月に近づいた頃から何だか赤ちゃんが緊張してきたの。どおしたのかなーって思っていろいろお母さんと話してたら、どうやらお母さんが出産日をお父さんの仕事に合わせて「××日に生まれてきてね」って話し掛けてたことが分かったの。そこで「いいんだよ、気にしなくて。いつ生まれきてもいいからね。○○ちゃんの好きなときに出ておいで。」って言ったらふうっと赤ちゃんがリラックスしたの。ちゃんと聞いてるんだよね。でもその子は親孝行して希望どおりの日に出てきてくれました。

1日10分のお散歩は赤ちゃんだけのための時間


整体では1日20分でいいから(理想としては30分)毎日お散歩しましょうって言ってます。ここでポイントになるのは、目的を持たない純粋なお散歩あることが大切です。お買い物のついでじゃだめ。それから、一人でお散歩する事。この20分だけは、上の子を誰かに見てもらいましょう。そして自分のペースで歩きます。お腹の赤ちゃんとお話しながら歩きましょう。どんなに忙しくてもこの20分だけは赤ちゃんのためだけの20分間にして、赤ちゃんだけに集中してあげましょう。

イマイチな妊婦生活を送ってしまった人に・・・


 どうですか?自分の妊娠中の生活と、子どもの性格を照らし合わせてみると、思わずうなずいちゃう部分も出てきたママも多いかもしれません。でももう妊娠中に戻るわけにはいかないし、そんな私たち母子どうしたらいいのー?と思ったら、まず、子どもに謝ってみてください。「お母さんね、○○ちゃんがお腹にいた時にね、こんんなことしてたの。でもその時はね、それが○○ちゃんにとってイヤな事って知らなかったの。ごめんね。」ってね。
実は私も決して子どものために良い妊娠生活を送ってなかったの。超予想外の妊娠だったのもあって、正直言って初めはあんまり歓迎出来なかったのね。居心地、悪かったと思う。子ども見ててもその影響感じるし、何度かその話したり、謝ったりしてるけど、ウチの子はたぶんまだ怒ってます。でもこれからも、謝っていくつもりだし、今は違うよ、大歓迎だよ、よく来てくれたね、ありがとうねっていってくつもりです。そのへん、子どももようやく分かってくれてるみたいだけどね。
てなわけで、私の経験からもぜひぜひ、良い妊娠生活を送っていただきたいと思っています。


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