お気楽・極楽

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HappyTakeの徒然草

つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそもの狂ほしけれ。

 中学の国語や高校の古典の授業で誰もが一度は暗唱させられる文章の一つです。僕も中3で覚えて以来、もう15年も覚えてますから、いまだに。
 (実際は、塾の先生時代に生徒にやらせていた手前、覚えていただけなんですけどね…>_<…)

 この文章は、兼好法師が鎌倉幕府の滅びる2年前の1331年に書いた、「徒然草」の冒頭文です。仏教的無常観と呼ばれる、当時の仏教思想が見え隠れしています。徒然草は、「枕草子(清少納言著)」「方丈記(鴨長明著)」並ぶ三大随筆の一つに数えられるほどの名作です。現代で言う所の「エッセイ」と呼ばれるものです。(実は英語で“essay”とは、論文という意味があるんですよ。)
 また徒然草は、多くの高校の古典の授業で扱われているほど、古典では有名でかつ平易な文章であるために、大学入試にも多く取り上げられています。
 これに比べて「源氏物語(紫式部著)」は日本の古典文学の中では最も有名で優秀な文学であるが故に、中学では恋愛やセックスなどの男女関係が豊富すぎることもあって、高校の古典でないと取り上げられていないのです。

 まぁ、こんな文学的うんちくは話し出すときりがなくなってしまうので・・・

 そこで、徒然草に習って、毎日思い浮かんでは消えていく「よしなしごと(とりとめもないこと)」を、日記に書くとあの通りすごい長さになっちゃうんで、ここに別枠をもうけて、兼好法師になった気分で、ふらりと書いていくことにしました。
 とうてい、徒然草には及ばないですし、世に言うエッセイストと呼ばれる方のような文章も書けませんが、何か気になるお題でもありましたら、読んでいってください。

2004年5月5日

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