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2006.03.01
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カテゴリ: 映画


序盤はいまいちだが、モーリス逮捕後のシリアンのクールな言動で目が離せなくなる。シリアンは”いぬ”かもしれない....そんな疑心暗鬼に陥るモーリスと一緒にハラハラした。
翻弄される刑事や仲間をよそに、飄々とコトを成していくシリアンが実にスマート。 ”いぬ”は誰かーー先の読めない展開には大満足。

裏切られたと思い込んだモーリスが、獄中で知り合った男に、シリアン殺しを依頼していたことで起こる悲劇のどんでん返しが素晴らしい。全編モノクロームの渋い雰囲気のなかで、行動の美学と謳われる監督の才を感じる。デッドエンドが美しいと思える。

タイトルに掛けられた帽子の効果的な使われかたや、街路樹、小道具の数々がたのしい。
「デュロス/Doulos」とは帽子のことで”いぬ”を表す隠語である―
そんな冒頭のテロップからはじまる物語は、フィルムノワールの傑作と呼ぶにふさわしい好編だった 

いぬ2

製作  カルロ・ポンティ

原作  ピエール・V・スルー
音楽  ポール・ミスラキ
出演  ジャン・ポール・ベルモンド  セルジュ・レジアーニ  ジャン・ドザイ  ファビエンヌ・ダリ  モニク・エネシー  ミシェル・ピコリ  ルネ・ルフェーヴル








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Last updated  2016.02.27 12:00:18 コメント(4) | コメントを書く


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