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2006.09.20
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カテゴリ: フランス映画





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  ‘50年代後半~‘60年代半ばのフランス映画で、若い作家たちが生み出した斬新な作品群を‘新しい波=ヌーヴェル・ヴァーグ’というそうです。
その先駆けとなり、ヌーヴェル・ヴァーグの親とも称されるゴダールの、長編処女作。


勝手に~


  追跡してきた警官を殺した車泥棒のミシェルは、追われる身になりながらものうのうと暮らしているチンピラ。
旅先で知り合ったアメリカ人の恋人パトリシアと、付かず離れずの恋をしながら、退廃した日々を送ります。
葉巻を吹かし、新聞で捜査状況をチェックして、盗みと騙しを繰り返し続ける悪い男。

彼のノリが軽ければ軽いほど、真実味がなく絵空事のような雰囲気。

犯罪ものではありますが、恋愛模様によりインパクトを感じました。
もどかしいこの関係。犯罪者と知ってか知らずか、ミシェルの愛に応えたり応えなかったり…本当のところをお互いにひとつも知らないまま、一緒にいる。
そんなあやふやさが面白い。

勝手にしやがれ 「ゴダール作品お馴染みのジャン=ポール・ベルモンド」


ジャン=ポール・ベルモンドは、この6年後「気狂いピエロ」でもゴダール作品に出演して、見事に破滅していく男を演じていましたね。
同じゴダール作品なら、少ない鑑賞作の中ですが、「女は女である」のキュートなベルモンドや「いぬ」のクールな役が好きでした。
本作で魅力的に見えなかったのはなぜでしょう。
これだけの名作なのに。
女に翻弄され続けて無駄死してしまった彼は..どうも格好良くみえなかったのでした。

反面、恋人パトリシアを演じたジーン・セバーグの魅力は溢れんばかり。
ベリーショートに刈った髪と、ちょっとキツめの目元がとってもチャーミングです。
言い寄られてもスッと交わし、思わせぶりな態度で完全にミシェルをトリコにしていきます。

青春と犯罪が入り混じった、恋愛映画といってもいいのかもしれません。



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監督・脚本  ジャン=リュック・ゴダール
原案  フランソワ・トリュフォー
製作  ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
撮影  ラウール・クタール

出演  ジャン=ポール・ベルモンド 、ジーン・セバーグ
     ダニエル・ブーランジェ 、ジャン=ピエール・メルヴィル







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Last updated  2007.08.29 17:57:26
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