行きかふ人も又

行きかふ人も又

PR

×

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11

Calendar

Comments

ミリオン@ Re:【 恋人たちのアパルトマン (FANFAN)】 1992年 フランス映画(06/01) こんばんは。 フランス映画は面白いですね…
ミリオン@ Re:【 第三の男 (THE THIRD MAN)】 1949年 イギリス映画(05/30) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…
ミリオン@ Re:【 オペレッタ狸御殿 】 2005年 日本映画(05/29) こんばんは。 物語は楽しいですね。見るの…
ミリオン@ Re:【 BULLET BALLET バレット・バレエ  】 1999年 日本映画(05/26) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2006.12.12
XML
カテゴリ: イタリア映画





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




  アメリカのサスペンス小説をイタリアに置き換えて映画化した、巨匠ルキノ・ヴィスコンティの処女作です。
私が知っているヴィスコンティとは、また違った趣のサスペンスでしたが、長編処女作とは思えないほど存在感を感じました。
描かれるのは上流階級ではなく庶民、しかし色気と危うさは後の作品そのままに、もつれ合う男女の情念を核に展開していきます。
もっとサスペンスチックなものを想像してきたので、意外ではありましたが、刻々と変化してゆく感情の描写に重きを置いた、重量感たっぷりの作品。

郵便配達は~



偶然にも出会ってしまった男女が、愛し合い、不倫の果てに殺人まで犯してしまう―――
巷で起こっている事件も、この映画も大差ないのかもしれませんね。
出会わなければ・・・

ジーノとジョヴァンナのように、罪悪感や恐怖、不信や裏切りで、身を滅ぼしてしまうのでしょう。
運良く罪を逃れてほくそ笑んでいるよりも、苦しみ抜いた末、相手を憎みながらでも愛を貫こうと決心するほうが人間臭くて良い。
映画としても、サスペンスより人間臭さに焦点が当てられた面白みがあって、よりラストまで‘痴情のもつれ’なるものを楽しむことができました。

郵便配達は~



人間てなんとも情けない生き物ですね。
半世紀以上前という時代背景を通り越して、情けなさは今も変わらない気がする。
それこそが「郵便配達は二度ベルを鳴らす」が幾度も映画化され、長く愛される理由なのでしょう。
オーソドックスな展開は分かっていても、感情移入しやすく身近です。
特別斬新なものは感じなかったけど、シーンごとのインパクトと映像の濃さは存在感あるもので、ここからどんな風に「ベニスに死す」や「地獄に堕ちた勇者ども」へと繋がっていったのか、観て知るのが楽しみになりました。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



監督  ルキノ・ヴィスコンティ
原作  ジェームズ・M・ケイン
脚本  ルキノ・ヴィスコンティ 、マリオ・アリカータ

     アントニオ・ピエトランジェリ
音楽  ジュゼッペ・デ・サンティス  
出演  マッシモ・ジロッティ 、クララ・カラマーイ
     フアン・デ・ランダ 、エリオ・マルクッツオ

モノクロ(117分)








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.08.29 11:55:41
コメント(8) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


ヴィスコンティ の作品があったのですかっ!  
ジェシカ・ランクとまたまたジャック・ニコルソン主演のものはみましたが・・・イタリア映画であったのは、知りませんでした。 (2006.12.13 00:48:07)

ファッティーキャットさん   
おはようございます。
あったんですよw
でも監督がヴィスコンティだと気づいたのはごく最近です。
ニコルソンのは観ていませんが、どうでしたか?
ほかにも‘46年に同名のアメリカ映画があって、
こちらも評判良いようです。
ヴィスコンティは「ベニスに死す」「地獄に堕ちた勇者ども」のイメージばかりなので、こんな古い映画もそうとは驚きました。
処女作ということで、ベニス~などとは雰囲気が違っていますが、堂々たるものです。
ネアレアリスモの先駆的な作品、そんな位置づけのようですね。 (2006.12.13 06:45:43)

原作もいいですよ  
tarashi  さん
ケインの原作もすごくいいです。特に、最後の主人公の独白が泣けてきます。ああいう愛情の形もあるんでしょうね。 (2006.12.13 12:02:40)

Re:【郵便配達は二度ベルを鳴らす(OSSESSIONE )】  1942年 イタリア映画(12/12)  
人間の情けなさ、どのような方であれ、ポロッと出、ストンと風穴が空くような感覚は、痛々しいですね。

ヴィスコンティの作品は、大好きなのですが、先月、10日間かけてNHKのBSで特集していたのを後で知り、残念に思いました。
(2006.12.13 12:31:30)

tarashiさん   
こんばんは。
ほんとに沢山の本を読んでいらっしゃいますね。
映画では深い愛情に心動かされる、という感じではなかったので、原作にある泣けるくらいの独白を読んでみたい気もしました。 (2006.12.13 20:48:12)

なんぜんたろうさん   
こんばんは。

>ヴィスコンティの作品

そうなんですよ。
わたしはあと3作品ほど録画してあります!
楽しみです。
好きな監督になりそうな予感です。 (2006.12.13 20:50:50)

Re:観たのは、子どもの頃でした。  
エッチな映画だと思って観てました。ジェシカ・ランクがかなりエロティックだった印象がありますがあまり覚えていません。

BSでヴィスコンティの特集やってたんですかっ!「ベニスに死す」もやったんですかねぇ?ビョルン・アンドレセンの美しさは、一世風靡してましたからねぇ。そしてマーラーの楽曲が美しかったです。
BSが観れないので悲しいです。 (2006.12.13 21:54:02)

ファッティーキャットさん   
こんばんは。
ニコルソン版はこちらとは趣の違う作品みたいですね。

ルキノ・ヴィスコンティ特集していたんです!
「ベニスに死す」もやっていたはずです。
大好きで観たかったけれど・・ハードディスクがパンクしそうなので我慢しました(泣)
ほかには「夏の嵐」「ルートヴィヒ」「若者のすべて」「熊座の淡き星影」なども放映されていました。
どれも未見のものばかりでしたので楽しみにしてます!

(2006.12.13 22:45:15)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: