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2010.07.29
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カテゴリ: 鑑賞 etc


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「皇帝座像」



  300年の長きにわたり、栄華を誇った古代ローマ帝国。 「史上最強の国家」と称される、古代ローマ帝国の誕生から繁栄までを、112点の美術品や資料で紹介する。
展示されているのは、ナポリ国立考古学博物館をはじめ、イタリア各地のコレクション。
なんとなく、行っておきたかった特別展に足を運んだ。

 入口からまっすぐの場所に鎮座していたのが、上の写真の「皇帝座像」。白大理石で造られた、初代ローマ皇帝アウグストゥスだ。(紀元1世紀中頃)
2メートル15センチもある、堂々とした風格で、美しさと威厳に圧倒された。

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 「豹を抱くディオニュソス」 「ペプロスを着た女性(ペプロフォロス)」


そこで1500年間、壁のくぼみに飾られたままの姿で眠りについていたのが「ペプロスを着た女性(ペプロフォロス)」。

彫刻は人によって、フェチというか、見どころがあるような気がするのだけれど、どうだろう。
わたしのフェチは 。ひだひだに見惚れてしまう。絵で描くのも難しい。それだからか見事な襞をみるとうっとりする。
それから手足、筋肉のつきよう。この頃になってやっと彫刻のすごさというものが、すこしずつ分ってきた。

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こちらは1世紀に作られた首飾りや、ブッラ(右)など。ブッラは、子どもの厄除けのお守りのこと。
ほかにも、ガラスの骨壷や、竿秤、ランプ、サモワール(液体を温める器具)など、身の回の品々が興味深かった。
展示品にはタイトルがあるけれど、いちいち言葉がわからなくて、受け付けでもらった<主要用語解説>が、いまごろ有難い。サモワールをはじめ、角をかたどったリュトンとか、水を入れるシトゥラとか、オイノコエとか、、、帰ってきてから改めてふむふむと読んでいる。

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ヴェスヴィオ火山の灰に埋もれていたポンペイの、西の街地区でみつかった、庭園の風景を描いた内壁。(フレスコ)幅3メートルほどの大きさで、実際に見ても色鮮やか。いかに古代ローマ人の心が豊かだったか、感じられるよう。
この壁に囲まれて、噴水などある美しい庭を眺めながら、寝そべって食事とは・・・・
すてき・・・・・。


悲劇の街ポンペイ と題されていた、この展覧会。 最近、なにかのドキュメンタリー番組で見た、火山で被災した人間の石膏像が、この度、札幌に来ると思い違いしていたわたし。
噴火で灰のなかに埋まった人や動物は、長い年月かけて分解されて、地中内部に遺体の形の空洞ができる。そこに石膏を流し込んで再現させた像が、ポンペイにはある。
それが札幌にくるわけない、わね。
きっと、胸の痛くなるほどリアルなのだろう。いつか見てみたいなあ。







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Last updated  2010.07.30 22:41:53
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