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2011.11.26
テーマ： ■ムービー所感■(484)
カテゴリ： スペイン映画
期待したわりに、内容がよくわからなくってびっくりしたけれど（笑） すごく好きだった。
ノスタルジックで幻想的な世界。
画面がとにかく魅惑的なもので。古いお屋敷、オルゴールつき懐中時計、調律されないピアノ、ドン・ホセという名の人体模型････。もはや蠱惑にちかいほど惹かれてしまう。
会話のないやつれた大人たちをよそに、子どもたちの空想力は果てなく広がり、研ぎ澄まされたアナの感性は眩しくて、子どもの目を通して内戦の傷痕と、人々の営みを眺めたら、いつもは気づかないことに気づけそうだった。
おもしろいのは、屋敷の窓が六角形の格子柄、蜂の巣模様であること。ガラスの巣箱で蜂を観察している父親みたいに、じぶんが屋敷の外から、六角形の格子を通してアナ家族を観察している気持になってくる。
「報われることのない過酷な努力、眠りはなく、休息は死である」
父親の書きつけたミツバチの記録は、そのまま過酷な時代に生きる人間に通じる。
原題は 『ミツバチの巣箱の精霊』 なのだそうだ。精霊がいるとすればそれはアナだった。無垢で純粋なこころのアナだった。
フランケンシュタイン 』が巡回映画で上映され、少女アナ（トレント）は、フランケンシュタインにすっかり魅せられてしまう。姉のイザベル（テリェリア）から、怪物は村外れの廃屋に隠れていると聞かされたアナは、信じてひとり廃屋まで出かけ、スペイン内戦で傷ついた脱走兵と出会う――。
原案・監督 ヴィクトル・エリセ
脚本 アンヘル・フェルナンデス＝サントス ヴィクトル・エリセ
音楽 ルイス・デ・パブロ
出演 アナ・トレント イザベル・テリェリア フェルナンド・フェルナン・ゴメス
（９９min）
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Re:【ミツバチのささやき（EL ESPIRITU DE LA COLMENA）】 1973年 スペイン内戦で疲弊した大人と、少女の無垢な魂の冒険(11/26)
kanae さん
kanaeさんへ
はる **
さん
こんばんはー
すごくよかったですよ。
秘められた暗喩が掴みどころない奥深な内容にしているのだけれど、、感想をいうのむずかしいです。
姉イザベルが死んだふりする件など、すてきです。
「ヒマラヤ」まあまあでしたかー。サスペンスチックだったかな。
わたしはDVDになりそうです。 (2011.11.28 21:30:13)
すごくよかったですよ。
秘められた暗喩が掴みどころない奥深な内容にしているのだけれど、、感想をいうのむずかしいです。
姉イザベルが死んだふりする件など、すてきです。
「ヒマラヤ」まあまあでしたかー。サスペンスチックだったかな。
わたしはDVDになりそうです。 (2011.11.28 21:30:13)
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