家曜日~うちようび~

家曜日~うちようび~

2020.05.10
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ちーーーっす、でやんす。

本日の、尾張名古屋の空模様、

グズついた、ウジウジした、ハッキリしない、

この意気地なし!つって罵りたくなるよなお天気です。

おや? 庭の家庭菜園、キューリもトマトも、根付いたみたい。



さて、今日は、災害の原体験についての話。

ちなみに、原体験とは、

人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与える事柄のことである。

僕には、災害の原体験はありません。

「東海地震」 ってのが、いつ来るか解らぬ災害の恐怖としてありましたが、
「南海トラフ地震」 と名称を変えた今日も、いまだ幸いにして、ぐらッときてません。

実は僕、これまで大きな地震や台風、豪雨、豪雪、噴火、津波、感染症など、
いくつかの災害が、身近をかすめていった経験は何度かあるものの、
いつも大事には至らず、どこかいつも「対岸の火事」的感覚だったのです。

ゆえに 「我が身に降りかかる実体験」 となったのは、

このコロナウイルスが、生涯ではじめてです。


当然、うちの娘たちも、はじめてです。

彼女たちにとっては、このコロナウイルスが、まさに災害の原体験となり、
この自粛生活が、彼女たちの、今後の思想・人格形成に大きな影響を与えることは間違いない。


日本中の、いや、世界中の大多数の子供たちの災害の原体験は、このコロナウイルスになるのであろう。




ゴールデンウィークの終盤、子供たちがカレー作りに挑戦しました。

姉妹揃って、IKEAで買ったエプロンとコックさんの帽子。形から入るタイプです。

デティールにこだわる長女は、一流シェフよろしく、髭を装着。ははは。アホっすわ。

子供に生肉はいろいろとアレなので、肉はウインナーにしゃーした。










子供用の包丁で、とんとん切ります。




ちなみに。

うちの妻は、2000年の東海豪雨の時、避難した経験があります。
実家の近くの庄内川が氾濫する危険があった為です。
U子さんは、当時18歳。
避難勧告が出されると、父さんの指示のもと、家族はテキパキと準備を終えた。
んが、いざ避難所へ!という時になって、父さんが、
「避難所へは、お前たちだけで行け!俺はこの家に残る!この家を守る!」
と言い出した。
家族は 「危ないよ!お父さんも一緒に逃げよう!」 と必死で説得。
さながら、ホームドラマのワンシーンのような涙ながらの局面を経て、
父さんは 「畳だけ二階に上げたら、すぐ避難所へ向かう!」 と約束。
U子さんと母さんと弟は、一足先に避難所へ向かった。

避難所は、近くの小学校の体育館。

家族は、一番乗り。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

あれ?

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

待てど暮らせど、だーれも来やしねえ。

え? 避難勧告、出たよね?

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

それから一時間以上経ってやっとこさ、

近所のご家族がだらだらと、雑談しながらやって来たらしい。

温度差あり過ぎて風邪ひくわ! と、U子さんは叫んだとか叫ばなかったとか。

その後、その人混みに紛れて、
父さんが、防災頭巾を深々と被り、首から速報流れるラジオをぶら下げ、巨大な防災リュックを背負い、
まるで戦時中の軍人のような出で立ちで現れ、ご近所さんに冷笑されていたとのこと。

結局、避難所で一泊過ごし、翌朝解除されたらしい。

すんげー恥ずかしかった。と、妻は当時を振り返るが、

あの日、もし早い段階で地域の堤防が決壊し、川が氾濫していたら、

助かったのは、妻の家族だけだ。

そう思えば、今日の妻の危機管理意識の高さは、

あの日の体験が影響しているのかもしれない。

僕の家族も、かくありたい。





ディテールにこだわる長女が、眉毛とホッペを!

・・・ったく、よ~分らんわ。





お米をといで、ご飯も炊きました。




おーい、火傷するなよー。




重ねて申しますが。

このコロナウイルス禍の自粛生活が、世界中の多くの子供たちの災害の原体験となります。
今の生活が、あらゆる災害に対する、大きな思想基準となるのです。
いつの日か、この子たちが大人になって、この時代を振りかえり、
「コロナの頃、何してた?」 なんつって、皆で思い出を語り合った時に、

うち、こっそり旅行してた。

お父さん、平気でパチンコしてた。

お母さん、マスク爆買して転売してた。

なんつって、答えねばならぬ人達は、

いずれ彼らを襲う災害の渦中にあっても、

漏れなく、人に迷惑をかけたり、

漏れなく、逃げ遅れて死んだりするわけです。

・・・不憫な話です。

今、世界中の親たちは、重要な教育の真っ只中。

今、世界中の子供たちは、重要な学習の真っ只中。

災害時、人は、いかに行動すべきか?

日本の大人たちよ、そこんとこ重々踏まえてヨロシクどーぞ。





長女、大きくなったなあ。

この先、顔や体が完成に向かう兆しがあったら、

こうしてブログに写真を上げるのも、ちょと考えようかな。




次女。

いとしのおバカさん。ぎゃはは。



教えたり。

教えられたり。


わーわー暮らしとります。

お時間です。

さようなら。




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最終更新日  2020.12.30 10:38:06
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