思い出すなあ、成人式。
懐かしいなあ、成人式。
瞳を閉じれば、まぶたの裏に、
今でもはっきりとあの日の風景が・・・
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
あれ、思い出せねえ。
・・・・
・・・・
まるで記憶がねえ。
・・・・
・・・・
・・・・
だって、僕、成人式、
行ってないからね。
家でぐーぐー寝とった。ははは。
やっぱあれだね、生まれた赤子が二十年生きたというだけで、成人すると思ったら大間違いだね。
かつての僕みたいに、自分は成人するに値しない人間だと自ら判断して、出席を自粛するひねくれ者もいる。
そのくせ夜の同窓会だけは、片っぱしからタダ酒飲んでやるってんで、
友人の集いから、まったく知らねえ連中の集いまで、五軒もはしごする大馬鹿野郎もいるのだ。たはは。
今年は、例年の成人式を中止するところが多いんだってね。コロナでね。
例年のいわゆる「荒れる成人式」の当事者たち、諸先輩方は、自分の後輩たちをどう見ているのだろう?
よかったねえ。僕や君たちの時代には、たまたま成人式があって。
式がなければ、荒れることも出来ない。
式がなければ、出席しないという選択も出来ない。
せいぜい、当時式を開催してくれた地方自治体や、それを警備してくれた警察や、
君たちが殴った大人や、君たちを白い目で見てくれた日本中に感謝だね。
式がなければ、悪ふざけすら出来ないからね。
今思えば、呆れるほど、平和な時代だった。
恥ずかしいね。
反省しようね。
最近は2分の1成人式ってのがあるにはあるらしいが。
うちの長女が十歳だから、ちょうどそれにあたるのだけれど。
まあ、うちは取り立ててお祝いはしていません。
写真屋さんで写真ぐらいとも思ったけど。
なんとなく、それもしていません。だたもう、なんとなくです。
しっかし、もう十歳かあ。
あと十年なんて、
あっ
という間なのでしょうね。
でしょう?
あははははははは。
うちの娘たちが成人する頃には、この日本はどうなっているのだろう?
十年後もまだ、成人式は中止されているのかな。
十年経ったらきっと、我が子の眩しい振袖姿が見られるのかな。
十年経ってもまだ、悪ガキどもが悪ふざけ出来る式典はあるのかな。
そのころにはもう、成人式なんて無くなってるのかな。
・・・がんばらなきゃ。
二十歳になる若者たち。
昨日までの「当たり前」が、目の前ではらはらと、
まるで砂の城のようにもろく崩れ去ってゆきます。
今日の「あたり前」だって、明日になればハッキリ言ってどーだか分かりません。
そんな何だかもう第三次世界大戦のような毎日のなかで、
今日まで、なに不自由なく君たちを育ててくれた、君のまわりの立派な大人たちに、
せいぜい感謝することだよ。
よい服を着させてくれた、おいしい料理を食べさせてくれた、温かい部屋を与えてくれた、
君の親に、親に代わる人に、惜しみなく感謝して下さい。
感謝しろっつーの馬鹿野郎。
大変な時代になっちゃったけど、もう散々って感じだけど、
否が応でも、今日から大人の仲間入りになっちゃったわけで、
ま、とりあえず、ご成人おめでとうございます。
あと。
パパ、ママ、お疲れさん。
がんばった。
あんたらぁ、よくがんばっただよ。
ちなみに、先日長女が、
「パパは、私がどんな人と結婚して欲しい?」と聞くので。
しばらく考えた末、
本を読む人。
そう答えておきました。
よかったかな?
ま、これでいいのだ。
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