あの人は頭が良い。
そう他人にバレている時点で、その人って、実はそんなに頭が良くないんじゃないの?
僕のあまたある「なかなか理解を得られない持論」のひとつです。
いや、まあ、僕が勝手に思っているだけなので、いいんすけどね。
あの人はやり手だ!
切れ者だ!
才気が迸っている!
いやいや、それを見抜かれている段階で、どうなの? って話です。
逆に、仕事はいつも他人任せで、どこか抜けていて、周囲からいじられてばかりいて、
それなのに業務成績は良く、先輩からも後輩からも慕われ、優秀な人材を多く育てている。
そんな人に出逢うと、僕は相手に非常に興味をそそられる。
この人は只者ではないぞ。一筋縄ではいかないぞ。と細心の注意を払って接する。
いったいどういう生態の生き物であろうかと、熱心に観察をしてしまうのだ。
また、そういう佇まいが、社会人としての僕の秘かな理想のスタイルだったりする。
ちゅーか、ここでこんなことを得意げに述べてる時点で、
僕のような俗物には、その資格がないのだけれどね。
世間はそういった人を「天然」の一言で片づけがちだが、それは浅はかというもの。
変な日本語だが、世の中には 「計算しない計算をする人」
が稀にいる。
いわゆる巷に跳梁跋扈する「ニセ天然系の人」ではなくてね。
自分という人間は、気取らず、飾らず、自然体でありたい。あるべきだ。
そんな風に、自らを、自らの意志で、懸命に仕立て上げている人。
そんな人が、稀に存在するのです。
芸人さんで言えば、例えば、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんのような……。
竜ちゃん、聞いてないよー!
ショックです。
ショックで、どうにもなりません。
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