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2006.06.11

ダ・ヴィンチ・コード見ました

(26)

テーマ：スピリチュアル・ライフ(34574)

カテゴリ：カテゴリ未分類

　先週の金曜日財布に千円がなくてダ・ヴィンチ・コードを見損ね、1週間色々とゴタクを並べてきたが、昨日無事見れたのでこれで卒業したい。（笑）

　ルーブル美術館の館長ソニエールは銃で撃たれて死ぬ前に自分で胸に五芒星を書いて全裸になっている。いくらダ・ヴィンチのウィトルウィウス図を示したいからといって全裸になることもない（パンツくらいは、はいときなさい！）と思うのだが、よほど必死だったのだろう、潔ぎよい。
　最後にソフィがたどり着くマグダラのマリアが葬られたレンヌ・ル・シャトーの周辺の山は驚くことに正確に五芒星を描いているそうだ。ここが特別な場所と考えられるようになったのはイエスの時代よりずっと前だそうで、その特別なパワースポットを彼女のために選んだようだ。
　レンヌ・ル・シャトーは南仏のカルカッソンヌから40kmほどの山中にある。カルカッソンヌはなだらかな丘陵地帯の田園風景のなかにあるブドウ畑に囲まれた世界遺産の城塞都市だ（素晴らしく保存状態がいい）。去年カルカッソンヌを訪れた時はレンヌ・ル・シャトーのことは知らなかったのだが、なだらかな南仏には珍しく山地が見え、３月なのに雪化粧をしていた。あの雪景色の山地にマリアは眠っているのだろう。とてものどかで気持ちのいいところだ。南仏に来てからマリアは穏やかに暮らしたのではないだろうか。

　イエスは以前から「釣り人」（ヘブライ人への手紙第５章）と呼ばれていた。また、イエスの血を引き継ぐとされるメロヴィング朝の起源は海の生物に受精されたという伝説をもつ、イエスの子孫はフランスで水の一族(House del Acqs)と呼ばれていたようだ。Acqsは水を意味するアクアが語源とされており、南仏のアキテーヌ地方という地名に今もその名を留めている。

　テンプル騎士団は１０７０年メロヴィング朝のウルサス王子に率いられた修道士集団によって創設された。
　彼らは十字軍としてエルサレムに向かい、ソロモン宮殿に拠点を構えて発掘調査をしている。どうもイエス・キリストがダビデ王の血を引く証拠を探し出したようだ。
　テンプル騎士団はローマ教皇インノケンティウス二世から、王や君主ではなく教皇のみに忠誠を負う大勅令を引き出す。それはテンプル騎士団が実質的に非課税で治外法権をもつことを意味した。この特権を武器に彼らは国際金融帝国を築き上げる。
　もし、イエス・キリストとダビデ王の血を引く者がいるならば、ローマ教皇には宗教的にも世俗的にも世界を治めるどのような権威もない。弱みを握られた教皇は要求も飲まざるを得なかったのだろう。やはりヴァチカンはこの時からイエスの血族が続いていることを知ってたのだ。

時のテンプル騎士団総長ジャック・ド・モレーは火あぶりの炎の間から声を上げ、１年以内にクレメンス五世とフィリップ四世と死者として再開すると呪う。

　この時以来テンプル騎士団は歴史から姿を消すが彼らの財宝は発見できず、ローマ教皇クレメンス五世はひと月もたたないうちに死亡し、フィリップ四世も１年以内に不可解な死を遂げる。テンプル騎士団はなお隠然たる実力を保ち続けていたのだ。

　ダ・ヴィンチ・コードには真実がちりばめられており、シオン修道会（テンプル騎士団）は正義の味方として描かれている。しかしテンプル騎士団）の国際金融帝国はロスチャイルド家に継承された可能性が高い。どのような立派な意図をもった組織もやがては腐敗していくものだ。それが巨大な力をもつ秘密組織ならなおさらだろう。ハリウッド自体が彼らに支配されており、この映画も所詮彼らのプロパガンダであることは忘れてはいけない。

　この映画を見終わった直後、明日６月１２日午前５時２分頃日本に大きな地震があるという情報が入ってきた。これが単なる悪戯であり、彼らの仕業ではないことを祈るばかりだ。

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