ヨコハマ

みなとみらいの夜景

まだ桜木町の海側が、草の生えた線路ばっかりの時代におむは生まれました。
小さい頃、桜木町の駅は、天井の高いとっても大きい駅に見えました。
赤れんがは廃墟のようで、テレビドラマの刑事もので犯人が追いつめられる場所、もしくは取り引きの場所?としてよく出ていました。

成人式の時、みなとみらい計画というものがあることを知りました。
横浜博覧会が開かれ、原っぱはどんどん変わっていき、ランドマークがたち、桜木町はあっという間に違うキレイな町になってしまいました。

でも、海は変わらずそこにありました。
透明度のない、ミナトであってウミではないけれど、潮の香りはずっとおむの中にありました。
母に、遊びに連れていかれたのは山下公園や大桟橋、港の見える丘公園。
大晦日の除夜の鐘の代わりに鳴るのは港に停泊している船の汽笛。

この先、どんなに横浜が変わっても、さみしくなんてならないと思うな。
私がおばあちゃんになった頃は、どんな風に変わってるか楽しみですらあるくらい。

また横浜に戻って、汽笛の音や、貨物用の汽車の音で目が覚める今日この頃です。



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