おのづの介護奮戦記

おのづの介護奮戦記

2回目の相談



こんにちは お返事ありがとうございます
ご指摘してもらっているように常に罪悪感と自分が背負わなければという思いで一杯です
人間としての道をあやめてしまったような気がします
子供が母親を施設や病院に置くということは姥捨て山に親を捨てるようなものだと思っています
今まで両親がものすごく大きな愛を注いで私を育ててくれたのでその恩に報いたいのに現実にはとても問題がありできないことに又怒りがわきます
病院も母は昼間はナースステーションに車椅子で拘束ベルトをし夜はナースステーションの奥の部屋で見張り付きで寝ています 一般病棟なのでみんな母の面倒をみたがりません 看護婦さんにできるだけ毎日来るようにと言われていたので
往復3時間面会2時間半を週に5日続けてきましたがどんどん自分の体が不調になってきました
母は面会時間ぎりぎりまで私に妄想を話し早く帰りたい思いをぶつけそれが聞き届けられないと暴言になります 病院側の検査の結果パーキンと痴呆 もしくはレヴイと言われました おとなしくさせるだけなら精神科でお薬をもらえばよいだけの話しだけど寝たきりになってしまうので母の担当4人のお医者様はパーキンも少し改善しなおかつ精神異常も押さえてと両方お考えになってくれて今回世田谷区の○○病院へ転院することになりました 9/9に転院です
そこで母の状態がどういうふうになるのかわかりませんが○○病院のお医者様は車椅子で日常生活して自分で食事ができトイレも立って少し歩くことが出来る程度にしたいと言っています

現状母は全介助状態で自分一人で歩けないのに立って歩こうとしたり一分でも目が離せない状態です 幻覚妄想もひどく正常判断ができません しかし自分が関心をもっていることに対しては記憶力がよく普通に世間話もできます
看護婦さんや先生に対しては自分がいじめられると困るので無理難題はいいませんが私に対しては心の中を全部さらけだし家に帰れさえすれば元気になる 治療はもうやめだと毎日のように繰り返します 先生も転院の説明にとても困っており
私も救急宅配自動車?みたいなものを頼んでいますがもしかすると車の中で舌を噛んで死んでしまうのではと不安があります
又今回騙して転院させたり眠らせて目が覚めたら別の病院だった等があると次回の転院に差し支えがでるのでものすごい難関だと思います

私の今の状態は鬱病だと診断され安定剤と抗うつ剤を飲んでいますが(朝晩)3時間位しか効かず夜も眠れません
毎日毎日母と話すことが嫌で帰るということに答えてあげられない現実 又病院にずっと一生母を閉じこめて良いのかという考え これから先どうなるのだろうという不安 自分の体調が悪いのに見舞いを続けていって妊娠できるのかという恐れが重なり非常に良くない状態です
今度の病院は昔精神病院であったため閉鎖病棟に母は入院すると思います
そしてとても遠く往復4時間弱ほとんど立ち通しの電車通いになります
又転院する度にする手続きが面倒なのと今回精神科を通すということで裁判所に行かなければいけなかったりで忙しく10月に父の一周忌もひかえているのでその準備もしなくてはいけないので大変です
主人に相談しても楽天的な性格なので深く考えてくれません
主人は仕事が大変忙しく平日は夜11時過ぎに帰宅土日も出勤しているような有様です 血はつながっていないので別に主人にどうにかしてもらいたいとは思っていません ただ 嫌なことがあると話を聞いてもらいます もちろん返ってくる言葉は「気にするなよ」だけですけど(笑)

千葉県の県民だよりを読み今後の高齢化社会の福祉問題をとりあげていたので電話して現状を訴えました 来年の10月以降に施設の入所待ちの人をきちんと調査して介護が必要な人ほど早くに入所できるようなシステムにするようです
それまで転院をよぎなくされそうです
その前に私の精神が押しつぶされてしまいます
ご厚意に甘えて又相談してしまいました
すみません 色々ありがとうございました     おのづ

「ケアする人のケア」からの解答

おのづさんへ
親を病院に送るときの罪悪感って、経験した人でないとわかりません・・・・。
親子の絆ってのは、それほど深いのでしょう。
今度は、精神科の病院ですし、とても複雑な気持ち、悲しい気持ちでいっぱいなの
でしょう。
私は精神科医として、患者さんを受け入れる立場です。入院させるときに、涙をな
がしたり泣いたりする家族に出会います。そのたびに私は、「きっと、よかったと思えるようになるから」「入院させて、よかったと思ってもらうようにケアしよう」と、自分に言い聞かせます。
看護婦さんや医師、みな、そういう気持ちは一緒です。
○○病院は一流の病院です。先生やスタッフはお母さんのことを一生懸命ケアして
くれますよ。

お母さんのことを入院させる罪悪感、お母さんが変わってしまった戸惑い・・・痴
呆や精神障害のケアの多くは、自分の心の葛藤との戦いです。以前の母のように、自分が幼かった時の母、父と一緒だったときの母・・・いろんな母が心にいるけれど、今の母にとって一番よいのは入院という選択なのだと思います。
二つの喪失感(父の死、母の病気)に対処しなければいけない状況で、本当に大変
だろうと思います。こうして、自分の気持ちを伝えるだけでも、自分をケアする意味があります。
お母さんのことは、先生にまかせて、おのづさん自身が気持ちを休めてください。
甘えたり、泣いたりしていんです。たくさん涙を流していんです。辛いんですか
ら・・。


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