おのづの介護奮戦記

おのづの介護奮戦記

最後に


私が自分の気持ちに決着して「ケアする人のケア」に送ったメールです

どうもこんにちは もう嫌になったでしょうがどうしても今日のお返事をしておこうと思いまして・・・
渡辺先生のおっしゃるとおり どうも病院側と私とのずれが生じていることはわかっていました
前の△△病院で母にとってベストの治療ができるのが○○病院ということで紹介されたため期待が大きかったのです
しかし母をみて5日目に今後の進路について決断しなさいと迫られました
私はなぜ色々治療を試してみてやっぱり難しいと判断してから私たちに今後のことを聞かないのかと不審思い 自分でネットや電話などで母の病気について調べました その結果横浜市立大学教授の小坂教授の発表したレヴイの診断方法を見つけることができ 母の場合それに9割当てはまり 又治療薬がないことも判明しました レヴイは今までパーキンソン症候群とかアルツハイマーとか言われたものの中の35%がそれで現在ようやく分かってきたことだそうです そしてお年寄りの死亡原因の第三位がレヴイということもわかりました 一番母に適しているのは横浜のその病院に行き診察してもらうことがいいのでしょうが 千葉県に住んでいて世田谷の○○病院まで通うのにもひーひー言っている状態でどんどん遠くなるのも大丈夫かなあという気持ちと実際その病院に診察に行って「レヴイです 治療薬はありません」と言われたとしたら今○○病院ででている結果と同じになるだけです
今日 色々その資料を持って話し合いに行ってきました
本当は神経内科の先生とお話ししたかったのですが私に失言を言う精神科の先生との約束だったので感情をできるだけ抑えて話し合いました
まず 母の病気はもうどうすることもできないのか 少しは改善が望めるのか
次に病院ではいい人になっている母でも私の前では妄想や暴言が多すぎるのでその対応はどうしたらよいか もしくはお薬の調整が可能かということでした
しかし精神科の先生はレヴイのことは名前しかしらないらしく「私に言われても」とまたしても逃げようとしたのでその文章を先生に渡し説明しました 私が先生に母の暴言妄想は薬で対応できるか聞いてみると先生はあろうことか私の渡した資料を見て「でもレヴイならこういう症状がでるのだし」と言い出したのでああ 本当にこの先生ではらちがあかないと失礼ながら思ってしまいました 先生は私が今までどのように介護をしてきたか どんな治療を母は受けてきたか 現在在宅は無理だということの理由など一切興味がないのです 私が「もう5年も子供を我慢しているのだし」と言うと先生は「でもあなたと僕とで作るわけじゃないんですから相談されても困ります」と言う
私は母を在宅で見れない理由を10箇条ほど書いてある それと今までどのような毎日を送ってきたかという介護記録も「先生には興味がないでしょうがこれも渡しておきますので読んで下さい」と言って話し合いは終わりました
そして先生に言いました「もうなにをやっても無駄ならそうとはっきり行って下さい こちらは期待している分落胆も大きいのです 曖昧にされるのは精神的負担になります」と どうもその精神科の先生とは信頼関係がうまく築けません
今日はその先生との話し合いでしたが 次回きちんと予約して神経内科の先生とも話し合いたいと思います
だいたい 私が精神科の先生に話したことが神経内科の先生に届いてない 要するにコンタクトが頻繁でないということも不満の一つなのです

そして 私は在宅を拒否しました
なぜならの理由も書きます もう一週間も悩んだ末だした結論です
1.私も遺伝の可能性があるので39才までに(母が私を産んだ歳)2人以上子供を作りたい
2.お墓の問題でできるだけ早く跡取りを産まなければならない
3.介護者が私一人なので代わりの人がいない
4.母は正常判断ができないのでデイケアやデイサービスを増やしてと頼んだが自分は五体満足だと思っているので拒否された ヘルパーは週に3回3時間で限度枠を超えてしまうのでそれではなんの足しにもならない
5.夜も昼も常時母の側にいないと転倒の危険性何をしでかすかわからない危険性があり夜も一緒に寝て日中も一緒だと自分の休みがなく薬を飲むのをやめられない(安定剤睡眠薬)
6.二世帯住宅なので家事も二倍 しかも二階の母の所から三階の用事をするために移動しても全く物音をたてずに聞き耳を済ましていないといけない
7.母は私のいうことを全くきかない上 母の行動意見に賛同しないとすぐ不穏になり暴言になるのでいいなりにならないといけない
8.いずれ私が子供を妊娠したときどこも施設も病院も受け入れてくれない(色々
回ったのですが私が単独で申し込みに行っても母の症状だと拒否された)
9.今の病院をでてしまうと次の病院や施設を探すのが大変である 又一旦家に帰った母は二度と施設や病院には行かない
以上です
冷静に判断した結果 今まででも自分が壊れそうだったのに 在宅にして子供を作ってというのは無理 34才の今 39才までに子供を二人作るとなるともうタイムリミットだと思います よって母は進行性の病気なので施設では受け入れてもらえないから病院を転々としてもらい万が一長生きしてくれたなら子供が手が掛からなくなったとき 改めて在宅介護したいと思っています

この一週間で色々なことがあり 何回も渡辺先生に感情をむき出しにした相談をぶつけてしまって申し訳ありません
もう現代医学ではどうすることもできないのなら それはいたしかたないことだと思います 今まで母のために莫大な時間と労力を使ってきました
しかし母の人生のレールと私の人生のレールは同じ線路にはないのです
母を見捨てたわけではなく 入院してもきちんと見舞いに行っています
しかし四六時中母のことを考え よりよい治療をうけさせたいとか もっと良い病院はないかとか 走り回っているより 見舞いの時間以外は私たち夫婦のことに有意義に使い できるだけ早く体調を治し薬の服用をやめ 子供を作りたいと思います 又 母も孫ができたら喜んでくれると思います
それでいいと私たち夫婦がだした結論です
今まで 長い間相談にのってもらってありがとうございました
本当に 今まですみませんでした 
アドバイス 助言 助かりました      おのづ


最後のメールのお返事  「ケアする人のケア」より

医療や福祉の領域では、ケアする人への配慮や対応は不十分です。
どうしても、医師の視点は、要介護者に向いてしまいます。
その背景には、医師の多忙さや、知識不足や、医学教育の問題などがあるんだと思います。おのづさんとのやりとりで、私もいろいろなことを問題提起されました。
おのづさんの声は、何かの機会に現場に反映させていこうと思います。
将来・・・こどもが生まれ、お母さんとお孫さんと一緒になれる日が来るのを願っています。
渡辺俊之


お礼のメールを      おのづより

今まで色々ありがとうございました
お陰様で今日神経内科の先生ときちんと話し合うことができ 心ゆくまで話すことができました 医師といっても所詮人間 色々なタイプの方がいるのでしょうね
ただ精神科の先生がそういう対応をするというのは悲しいものがあります

まさか なんだか問題が大きくなっているとは知りませんでした
でも私のHPの介護仲間も痴呆の老人を抱えていると良い先生に巡り会うのに3回位病院を変えることは当たり前だそうです 昔のように医者は病気を治そうと努力なさって下さる方ではなくなって今は高収入とか世間体とかそういうので医者になる方も多いのではないでしょうか 変なプライドがあったり患者に対して横暴であったり 変な世の中ですよね(笑)

最後に今までのやりとりをHPに載せたいのですがよろしいでしょうか?
私の介護仲間も私の状態を非常に心配してくれたりアドバイスくれたりしてくれました
このケアする人のケアというHPもみんなにお知らせしたいし私が悩んだことが今後介護をしていく上で何か参考になればそれはありがたいことだし
もしよろしければ ご返事下さい
本当に今までありがとうございました
これからも 頑張って下さい
もし 何かありましたら協力しますので声をかけて下さい  おのづ


お礼のメールのお返事   「ケアする人のケア」から

おのづさま

こんにちは。事務局の森口と申します。

お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
こちらこそ、ありがとうございました。本当に勉強になりました。

お返事お待ちでしたでしょう。すみません。
ぜひ掲載ください。その際、他の方が無断で転載しないように、「事務局の了承を得ています」と一言書いてください。
また、こちらの「過去の相談」のところにも、おのづさんの相談内容、アドバイス内容を掲載したいのですが、かまいませんか。
もしも、全部はちょっと・・・とおっしゃるのなら、こちらで編集することも可能です。また、お名前はどうしましょう、「おのづ」さんで掲載してもよろしいですか。


>本当に今までありがとうございました
>これからも 頑張って下さい
>もし 何かありましたら協力しますので声をかけて下さい  おのづ

ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
たんぽぽの家 森口弘美







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