KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

2007.03.04
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カテゴリ: オペラ


入場料:\5,670 4階席(1列14番)

主催:新国立劇場


さまよえるオランダ人
R.ワーグナー作曲
全3幕【ドイツ語上演/字幕付】
会場:新国立劇場オペラ劇場



指 揮: ミヒャエル・ボーダー
演 出: マティアス・フォン・シュテークマン
美 術: 堀尾 幸男
衣 裳: ひびの こづえ
照 明: 磯野 睦
舞台監督:菅原 多敢弘
管弦楽: 東京交響楽団
合 唱: 新国立劇場合唱団


出演:
ダーラント:松位 浩
ゼンタ:  アニヤ・カンペ
エリック: エンドリック・ヴォトリッヒ
マリー:  竹本 節子
舵手:   高橋 淳
オランダ人:ユハ・ウーシタロ


感想

本日は遂に日本オペラの殿堂、新国立劇場オペラ劇場での初めての鑑賞。
とは言えいつもの天井桟敷の最上階だが、変な手すりもなく、傾斜もあり、どの席からも
舞台が見えやすく座席も十分ではないが我慢できるスペースが確保されている印象。
音の方は、最上階でも良く聞こえてくる。

ワーグナー作品を丸々通して生で聴くのは初めての経験で、途中で眠くならないかと
心配したが、今回初期の作品でそれほど難解でもなく、長さも休憩入れて丁度3時間と
適当な長さだったため、楽しめて観ることが出来た。

お話しの方は、さまよえるオランダ人=幽霊船船長が7年に一度陸に上がれる際に
一人の乙女が永遠の愛を捧げられれば呪いが解かれる話しなのだが、個人的な恋愛
よりも救済の愛との意味合いであり、その部分は理解が難しい。

演出は第1幕で船の甲板の部分が嵐の中現れたり、闇の中から赤い光とともに幽霊船が
現れたりと照明を旨く使って表現されている。

先ずはオーケストラが大音量と音無しの部分差が旨く演奏されていた。
そして合唱は有名な「水夫の合唱」では50人の男声合唱で迫力があり良かった。
後半掛け合いとなる幽霊船からの合唱はPAを使っていたようで録音かな。

歌手ではゼンタ役アニヤ・カンペが、Pの部分から最期のFまで表情豊かに歌いきり良かった。
タイトルロールのオランダ人役ユハ・ウーシタロ(フィンランド人でフルート奏者出身と異色)
大変存在感があった。本役はウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座でも歌われており得意役
なのでしょう。

ちらしに挟まっていたが、劇場内レストラン「マエストロ」ではその日のオペラにちなんだ、
幕間、ディナーが用意されており、一度はゆっくりと食べてみたいものだが、今日も
カーテンコールそこそこに駅へダッシュとなった。


End





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最終更新日  2007.03.04 21:20:42
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