KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

2007.07.01
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カテゴリ: コーラス


入場料:¥4,000 全席自由


ア・カペラ室内混声合唱団
The TARO Singers(ザ・タローシンガーズ)
第9回東京定期演奏会
会場:日本大学カザルスホール


指揮:里井 宏次

曲目:
第1部(イギリス作曲者)
 H.ハウウェルズ「地よ、いつくしみもてこの人を納め給え」
 E.エルガー「無伴奏パートソング」よりOp.71, 72 and 73
 R.ヴォーン・ウィリアムス「ミサ曲 ト短調」
第2部(フランス作曲者)
 C.ドビュッシー「シャルル・ドルレアンの3つの歌」
 D.ミヨー「2つの都市」
 F.プーランク「悔悟のための4つのモテット」
アンコール
 F.プーランク「7つの歌」より1曲目
 武満徹「さくら」

感想
 昨年合唱関係のHPでその名前を知り、NHKの放送を見て是非とも聴きたいと思っていた所
本日の東京公演の情報を見つけチケットを入手、日曜の夕方に出かけた。
 1994年に指揮者の里井宏次の元に大阪で発足した合唱団で、合唱メンバー現在26人で
大阪音大出身者が多いらしい。日本には数が少ないプロの室内合唱団。その特徴的な名称は
指揮者のお名前からの連想とのこと。
 カザルスホールは5年以上前に来たことがあったが、管理者代わり、いつの間にか日本大学の
名前が付いている。約500人のホールであり当合唱団には合っている規模でしょう。
今回全自由席のため開場30分前に並び(その時点で20人目位)、200人位並んだところで
10分早く開場。舞台から7列目中央を確保。壁際の席に空席があったので8割程度の入り。

 今回の演奏会は「20世紀に歌う・平安への希求 イギリスとフランスの合唱音楽」と題され
両国の20世紀の作曲家の作品を取り上げている。曲の内容がキリスト教、人間内部に関わった
重い曲が多い。合唱はハーモニーは素晴らしく、フォルテの所では26人とは思えない大音量で
歌う。R・ウィリアムス「ミサ曲」はソロ4人でダブルコーラスの編成になるが、十分に
こなしており、一人一人の技量が高いのでしょう。
 最初歌詞カードが無く、これは予習してくるものなのかと思ったが、休憩時間に歌詞カードと
アンケートが配布された。さすがにフランス語で歌詞カードが無いと辛い。

 アンコール最後の武満徹「さくら」は素晴らしかった。普段一度に聞くことの出来ない選曲で
はあるが少々疲れてしまった。聞く方の立場としてはもう少し肩の力が抜けるような曲も入れて
頂ければと思った次第。  

End





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最終更新日  2007.07.02 22:06:22 コメント(2) | コメントを書く


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