KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

2007.12.23
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カテゴリ: コーラス


テーマにした音楽劇の中で第四楽章を歌うもので、あと一つは2000人超大規模ホール、
プロのフルオーケストラで全楽章+合唱幻想曲のコンサート。

好対照の演奏会であるが、改めて本曲の素晴らしさと難しさを認識することになった。

音楽劇冒頭でベートーヴェン役が「シラーの詩に『おお友よ、このような音ではない!
我々はもっと心地よい、もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか』を付け加えた」
との台詞があり、神に感謝し、兄弟達と歓びを歌う詩であり、どんなに高い音でもけして
苦痛ではなく?、歓びとして歌うべきことを再認識出来た。

ただ合唱としては高音部がやたらに多く歌うのはけして容易ではない。管弦楽としても
難しく、ソリスト含め全てを上手く合わせるのは困難な曲であり、今回も色々とあったが
舞台裏話なので省略。

なぜ「第九」を年末に演奏するかについては『1937年にヨーゼフ・ローゼンシュトックが
新交響楽団(現在のNHK交響楽団)の音楽総監督に就任した際、「ドイツでは習慣として
大晦日に第九を演奏している」と紹介し、年末の演奏が始まった。実際に年末に第九を
演奏しているドイツのオーケストラとして、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が
挙げられる(出典Wikipedia)。』となっているが、ウィーンフィルやベルリンフィルでは
恒例ではなく、その後に書かれている、『戦後オーケストラの収入が少なく、楽団員の
年末年始の生活に困る現状を改善するため、「必ず(客が)入る曲目」であった第九を
日本交響楽団が年末に演奏するようになり、それを定例としたことが発端。』が正しい
のでしょう。
そう言えばベートーヴェンの誕生日12月16日に因んでとの話も聞いたような。

『Webぶらあぼ』 情報によれば12月だけで155回とのことで何とも驚くべき数。

TVでも大阪城ホールの1万人の第九の放送をしていたっけ。
それだけ多くの人々を引きつける魅力がこの曲にはあるのでしょう。

来年2月に立川志の輔原作の『歓喜の歌』の映画があるようで、こちらも楽しみ。


End





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最終更新日  2007.12.27 21:56:11 コメント(5) | コメントを書く


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