KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

2009.07.10
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カテゴリ: その他

入場料:¥13,000 S席1塁側1階席

主催:TBS/JNN50周年/朝日新聞社/J-WAVE

サイモン&ガーファンクル
会場:東京ドーム


演奏
ポール・サイモン     ボーカル、ギター
アート・ガーファンクル  ボーカル

マーク・スチュアート   ギター、チェロ、サックス
ラリー・サルツマン    ギター
アンディ・スナイツァー  キーボード、トランペット
ロブ・シュワイマー    キーボード
ウォーレン・バーンハード ピアノ
バキシー・クマロ     ベース
ジェイミー・ハダッド   パーカッション
チャーリー・ドレイトン  ドラムス



感想

16年振りの来日コンサート。スタジアムやアリーナ等は本来コンサートを行う場所ではなく
昔、山の神に連れて行かれた横浜スタジアムでのマドンナ公演以外行ったことはないのだが、
おそらくはもう二度と生で観られる機会は無いだろうとの思いでチケットを購入。中学生の頃
友人の影響もありS&Gは良く聴いた。セントラルパークでの復活コンサートの映像も記憶に
残っている。

開場少し前に到着、入口前には記念グッズ売り場が出来ており、プログラムとトートバッグを
購入。驚いたのは観客の年齢層で50歳以上がほとんど。杖をついている老人もちらほら。
サラリーマン風は開演間近に増えたが、60歳以上友人同士、ご夫婦(?)が多い。
あと20歳代以下の若者はほとんどおらずたまに見かけると親と同伴で来ており、S&Gの
キャリアの長さを感じさせる。

15分遅れで場内が暗くなり懐かしい映像と伴に現れた二人は、アルバム「ブックエンド」
から「テーマ・旧友」でスタート。外野スコアボードが無くバックスクリーン部分にステージ
があり、そのステージ上と左右に大型スクリーンでステージ演奏や曲に曲に関係した映像が
流される。ステージ上セットは中央の金属の骨組みに樹木の装飾が施され、天井部分がその
枝となって曲に合わせたライトが点滅する程度の大人しいもの。
今回チケット入手が遅れ一塁側スタンド1階席。ステージは遙か遠くだが、スタンドで傾斜が
ある分、グラウンドアリーナ席の後側よりは見やすく、ほとんど双眼鏡越しに観ることに。

演奏は野島伸司ドラマでリバイバルヒットした「冬の散歩道」、「アイ・アム・ア・ロック」、
「アメリカ」とヒット曲が続く。映画「卒業」のダスティン・ホフマンの映像が流れ、
「ミセス・ロビンソン」が歌われる。
その後ガーファンクル、サイモンのそれぞれソロコーナーがあった後は、ケーナが入り
「コンドルは、飛んでいく」、再結成ヒット「マイ・リトル・タウン」、そしてNo.1ヒット曲
「明日に架ける橋」で一端エンド。
アンコールはサイモンの生ギターで始まる「サウンド・オブ・サイレンス」、「ボクサー」
2回目アンコールは「木の葉は緑」、そして途中にメンバー紹介を挟んで「いとしのセシリア」
で2時間のコンサートは終演。

スクリーンに映された二人の顔はやはり67歳であり、ガーファンクルの声も往年の美しい
響きは無いものの、「明日に架ける橋」のエンディング部分など決めるべき所は聞こえてくる。
またテンポ、リズムは終始原曲と変わらず、無理に盛り上げたり、観客を煽ることは無く、
淡々と歌が続く(前席の親父に連れられた高校生は後半退屈そうにアクビをしていたが)。
そこに1964年デビューから45年間の歳月と伴に作り上げた音楽を感じた。
そして今回のコンサートで改めて認識したのは、S&Gはサイモンのギターと二人のコーラス
で成り立っていると言うこと。特にアンコール「サウンド・オブ・サイレンス」は二人とも
正面を向いたまま歌うが、そのハーモニーは完璧に合っている。
きっと1万回以上は歌ったその蓄積が生み出した賜だろう。

ドーム公演で音楽的には反響が多くけして良い環境ではなかったが、ただの懐メロ鑑賞会
ではなく、やはりライブでしか感じられない音楽があることを認識。
本当は生ギターだけの演奏で数百人規模のホールで聴ければ最高なのだろうが。

二人の健康を祈念しつつ、混雑する前にドームを抜け出し帰途についた。


End





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最終更新日  2009.07.13 22:29:30
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