☆ｏｒａｎｇｅ　ｐｅｅｌ☆気分

インファナル・アフェア 』を観た方からは、
辛口の意見が多かったリメイク版『ディパーテッド』
を観ました。
期待しなかった分、結構面白いじゃない・・と
楽しめたものの見終わった感想としては、
やはりオリジナルが圧勝ですね。





私はオリジナルを観ていたので、潜入した刑事(ディカプリオ)と
潜入したマフィア（マット・デイモン）の対局や、
潜入と言う特殊な状況に置かれた、それぞれの立場の
苦悩や緊迫感を期待していたのですが・・・。

ジャック・ニコルソンがぶっ飛んだマフィアのボスで、
ちょっと目立ちすぎた気がしました
主役になってしまった感じです。
相変わらず演技も上手いし大好きな俳優さんですが、
お陰で、若者2人のインパクトが薄れてしまいました。


ディカプリオの演技は上手かったですが、オリジナルで
トニー・レオン演じる漂う哀愁が感じられなかったです。
歳も若いし、仕方ないですね。

マット・デイモンがエリート刑事に見えるか不安でしたが
見えました。
・・と言ってアンディ・ラウの非情な魅力には
太刀打ちできないですね。


あれだけスタイリッシュに完成された映画のリメイクって、
演じる役者も大変ですよね。


残念なのはオリジナル版でオーディオ店の
ほっとする大好きなシーンが無かった事。
あと、ディカプリオとマーティン・シーン演ずる
警部(上司）の関係が希薄な所。


脚本がカウンセラーの女性との絡みなど変えてあるのは
面白かったですが、
あの取って付けたような安易なラストは一体何なんだ？！
私は好みじゃないです。(アメリカ的？）
（オリジナル3部作に続くストーリらしいですが・・）
やっぱり、スコセッシ監督とは相性が悪いです。
辛口ですみません

リメイク版単独で観れば面白い作品かと思いますが、
アカデミー賞を取るほどかな？？
今日はオリジナルをまた見直ししています