☆ｏｒａｎｇｅ　ｐｅｅｌ☆気分

仕事も恋愛も失敗ばかりのステファン
ある日、隣人の女の子に恋をしてしまう。
そんな現実から抜け出して・・・。

<夢の作り方>
１：思い出、記憶、願望などの材料を準備する
２：自分を起こさないように小声で調理する


公式サイト



大好きな『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督の
作品なので、とっても楽しみにしておりました。

それにしても、どこからこんなお話と映像が沸いて出てくるのかしら。
感心してしまいます。


鑑賞前は、あんなにハンサムなガエル君が
片思いをする設定に無理があるのでは？と心配でしたが
シャイな男の子役がとっても嵌っていました。
赤い毛糸の帽子姿がめちゃくちゃ可愛い

彼は結構ヘビーな内容の作品が多いと思いますが、
今回はどこにでもいるような冴えない男の子を
好演していました。

どこから夢で、どこまでが現実なのか、私も最後には
よく分かりませんでした。
私までガエル君と一緒に夢心地

彼の夢のシーンは手作り感たっぷりでとにかく可愛いです！
ダンボール製のTVカメラやスタジオのセットもいびつで
温かくて素敵！壁には卵のケースが貼り付けてあります↓



仕事に満足できなきゃ、こんな夢も見ちゃいますよね。
結構仕事のストレスで？？悪夢をみる私は納得な夢のシーン。




ステファニー（シャルロット・ゲンズブール)の部屋にある
馬のぬいぐるみのエピソードは、どこからどう見ても
ストーカー行為だけど大爆笑しながらも
彼の不器用さにじ～んと来ました。
（でも自分の彼だったら、ちょっと困る・・）

シャルロットは知的で自然な美しさがありました。
芯の強そうな感じが魅力的でした。
彼女のクラフト好きの設定もこの映画のポイント。
素敵なシーンがたくさん出てきます。

彼女のデビュー作『なまいきシャルロット』を20年以上前に
見たのですが、鮮烈に彼女の印象が残っています。
大きくなったな～。
それ以来、彼女の作品はご縁が無くて未見でした。





好みは分かれそうですが、こんな独創的な映画私は大好きです。
その後のあの2人はどう展開していくのでしょうね。

男性の感想も聞いてみたいです。