『なごみ空間』

『なごみ空間』

想い出パズル




     「想い出パズル」


     もういくつもの季節が 
     足早に通り過ぎていた
     いつか隣に置いていた 
     あの景色さえも薄れてく

     まだ小さい君をみて ささやかな幸せ祈ってたのに
     必然的な出会いも 別れにカタチを変えていた

     想い出のパズル並べてみても 
     穴だらけの記憶 頬を濡らすよ
     ポストに届く 写真だけで
     途切れた時間 結んでく


     秋に変わるあの日だけ
     落ち着かなくなるの知ってた?
     頭の中で 無邪気な声が
     今も響き続けている

     5回目迎えた バースデー 今年も遠くから
     お祝いのコトバなげかけてみる 届きますように

     つなぎとめている 思い出だけでは
     細い糸 すぐに途切れてしまいそうで
     手の届くトコロに 君がいないから
     色のない世界 作ってしまう


     想い出のパズル並べてみても
     埋まらない記憶が 胸しめつける
     両手からすり抜ける 君の姿を
     二度と離さぬように 握りしめ

     不完全なままのパズルだけれど
     長い時間(とき)かけて 作り上げてみせる
     この想いをずっと 風化させることなく
     抱き続けると 今、誓うよ


                       H17.9.30





     「ボクの宝物」より1年。。。 
     友達に新たな詞を贈りました。
     娘さんの成長過程は、写真に撮られて定期的に送られてくるそうです。
     その写真でしか、成長過程を知ることができないもどかしさ・・・
     だけど、自分にいつ何があってもいいように、
     毎年、娘さんの誕生日には見えないところでメッセージを発信し続けているそうです。




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