☆2003年


<2003年>

☆1月25日

幹の会+リリックプロデュース公演 「リア王」

待ちに待った「リヤ王」。。。
シェークスピアの4大悲劇で中でも一番私たちに解りやすい
感動的な作品かもしれません。

今回は平幹二郎さんの主役そして息子さんとの共演も
話題になっていました。



リア王は自分の財産を相続させるにあたり、3人の娘達に
いかに自分を愛してるかを言葉に出して言え!と命じます。
「親を思う心のもっとも深いものに、もっとも豊かな情愛を
示したい」と言うリア王に
お調子者の姉2人は
心にもないことをツラツラしゃべり
多くの財産を分け与えられます。

真面目な末娘コーディリアだけが誠実に答え
リア王は激怒し、財産を与えず勘当してしまうのです。
ここから悲劇がはじまります。。。。

この劇で<道化の台詞>にこんなものがありました。

☆おやじがボロ布身につけりゃ、子供は見ても見ないふり
 おやじが財布を身につけりゃ、子供は親を思うふり
 運命は名うての淫売で、貧乏人には知らんふり☆

現在にも通じる言葉ですね~!

解説にこんな事が書かれていました。

「いつまでもあると思うな親のスネ」
かじれるスネがある限りはかじって、あとは知らないでは
日本の高齢社会はお先真っ暗。。。。と。



親子の愛の行き違いがモチーフになっているこの劇は
いつの時代でもおなじで
現代でも大きなテーマになってるような気がします。

気持ちが暗くなるような悲劇とは思わず
色んな事を思い、悩み、考えながら。。。
私も明るく生きていこうと思いました。




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