Divertimento

新型コロナの影響で中止・延期が相次ぐ成人式、青森県内で最も新成人が多い青森市も急遽、予定を変更です。青森市は６日後に迫った成人式について１月４日、新成人の参列は取り止め、オンラインで開催すると発表しました。これは、青森市の小野寺晃彦市長が４日の記者会見で明らかにしました。県内の市町村で最も多い２４００人あまりが新成人となる青森市は、１０日に青森地区と浪岡地区で成人式を予定していましたが、新成人の参列を取り止めてオンラインで式典を開催します。出席するのは小野寺市長や代表の新成人のみで、午前１０時半から３０分ほど執り行い、その様子をインターネットで配信する予定です。新型コロナの感染拡大や弘前保健所管内の県立高校で、クラスターが発生したことなどを踏まえての変更だということです。式まであと６日となっての変更に晴れ着のレンタルや着付けを行う青森市内の業者には、動揺が広がっています。こちらの呉服店では新成人およそ１００人分の振袖レンタルの予約が入っていて、当日はスタッフ総出で着付けを行う予定になっていました。店では、新成人に自宅でも振袖を着てもらえるよう、当日もスタッフおよそ３０人態勢で準備を進めています。ただ、新型コロナの感染拡大を受けて突如決まったオンラインでの開催に、すでに入っているおよそ１００人分の予約が今後、どれくらいキャンセルになるか不透明だとしています。県内では新型コロナの影響で、すでに３５市町村が成人式の中止・延期を決めていて、新成人だけではなく、関係する業界にも影響がひろがっています。