Divertimento

解散から投開票まで戦後最短、異例の短期決戦となる衆議院総選挙が１０月１９日に公示されます。青森県内３つの小選挙区には、小選挙区と比例代表並立制の現行制度が始まった１９９６年以降、与野党合わせて最も少ない８人が立候補する見込みです。青森１区に立候補を表明しているのは、自民党の前の議員・江渡聡徳さん、元衆議院議員で立憲民主党の升田世喜男さん、共産党の新人・斎藤美緒さんの３人です。自民党の江渡さんは１０月１７日、青森市の街頭でマイクを握りました。選挙の度に小選挙区と比例代表の候補者を入れ替えるコスタリカ方式を自民党が前回２０１７年の選挙で採用して以降、江渡さんが青森１区に立候補するのは今回が初めてです。江渡さんは、岸田総理が掲げる看板政策の一つ「新しい資本主義」を強調し、自公政権の継続を訴えました。立憲民主党の升田さんは先週末、党本部の福山哲郎・幹事長が応援に駆けつけ、青森駅前での街頭演説には支持者５０人ほどが集まりました。選挙戦では、新型コロナで落ち込んだ経済の再生に向けて期限を設けての消費税５パーセントへの引き下げや旧民主党政権で導入され、自公政権で廃止された戸別所得補償制度の復活によるコメ生産者の支援などを公約に政権交代を目指すとしています。共産党の斎藤さんは１７日、青森市の街頭に立ちました。全国では立憲民主党と共産党の候補者一本化が進みましたが、青森１区と２区は競合する中でも政権交代を目指していくと力を込めました。県内３つの小選挙区には比例代表並立の現行制度が始まった１９９６年以降で最も少ない８人が立候補する見込みです。青森２区で立候補を表明しているのは、自民党の神田潤一さん、立憲民主党の高畑紀子さん、共産党の田端深雪さんのいずれも新人の３人です。青森３区は、自民党の前の議員・木村次郎さん、立憲民主党の新人・山内崇さんの２人が立候補を予定しています。