Divertimento

冬型の気圧配置が強まった青森県内は31日、前日から一転して冷え込み、時折吹雪に見舞われた。青森地方気象台によると、23観測地点全てで真冬日となり、寒さの厳しい年越しとなった。  　同日午後7時までの各地の最低気温は十和田市休屋氷点下10.1度、青森同6.7度、弘前同7.7度、八戸同7.0度など。例年に比べて5度以上下回る地域もあった。  　強風も吹き荒れ、野辺地で最大瞬間風速19.4メートルを記録。県内は1日も強い冬型の気圧配置が続く見込みで、最低気温はむつと弘前で氷点下8度、青森と八戸で同7度の予想。  　青森市の住宅地では31日、新年を前に市民が今年最後の雪かきに追われた。同市の木村時夫さん（72）は「雪が降るのは仕方ない。雪国の宿命だね」と言いながら、そりに雪を積み融雪溝まで運んでいた。降雪や強風の影響で交通機関も乱れた。運休はJR津軽線の計画運休と五能線、大湊線合わせて25本となった。1日は五能線鯵ケ沢－能代間で始発から午前9時ごろまで運転を見合わせる。1日に蟹田－三厩間で終日運休となる津軽線は、2日も朝方の普通列車上下計3本を計画運休。  　フジドリームエアラインズ（FDA）は1日に青森発着の名古屋小牧線2便、全日空（ANA）は伊丹、新千歳線の計4便を欠航する。  　また、県道路課は31日午前7時半から2日午前7時半までの予定で、国道・県道の3区間を通行止めとした。