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ぜんそくのケア(小児気管支喘息)


□■ ぜんそく の ケア ■□




小児気管支喘息

呼吸する気道が狭くなり、ヒューヒュー・ゼイゼイや、咳・痰を引き起こし、呼吸が苦しくなることです。


ある時は自然に、ある時は治療して狭くなった気道が、元に戻ります。


アレルギー体質に、環境的原因、ウイルス感染などが加わって喘息が起こります。




● 1年間に、どの程度の喘息発作が、何回起こったかで判定できます。


● 血液検査によって、簡単に主なアレルギーの原因を知ることもできます。






運動誘発性発作とは


 喘息の子どもが運動をしたときに、ゼイゼイしたり咳が止まらなくなったっり、息苦しくなったりすることです。


 湿度が低く、さらに温度が低いほど起こりやすく、また、日中よりも夜のほうが強く起きます。


  ● 喘息の子供が、運動をしてはいけないわけではありません。


運動は、子供の成長発達にとって必要な刺激であり、適切に訓練すれば、発作・呼吸機能の改善・治療薬を減らす・運動に対して苦手意識の改善がはかれます。








喘息の原因 アレルゲン



1.室内アレルゲン    ダニそのもの、ダニの死骸・フン


                  寝具・畳・カーペット 


                  ペットがいる家庭に多い


                  気密性の高い室内に多い。


  ○カビ(真菌)→空調のフィルター、押入れ、浴室、洗面所


                 台所、加湿器、結露のできやすい場所、観葉植物


                 (カビの発育条件…温度10-30度、湿度60-90%)


  ○ペット→犬、猫、ハムスター、ほか


                →毛、フケ、唾液、尿 
                  家周囲や砂場などの 動物の排泄物や抜け毛



2. 室外アレルゲン  砂埃、スギ・ブタクサなどの花粉。カビなど


3. 食物アレルゲン  卵、牛乳、大豆、小麦、米、そば、果物など


4. 大気汚染  排気ガス


5. 天気の変化


6. 過度の運動


7. 過喚気(激しい感情、ヒステリー)、精神的ストレス


8. 薬、添加物








発作の予防



発作の原因を取り除くことが、とても大切です。


また、発作のおきにくい体質を作るために、心と体を鍛えることが大切です。



1.室内はどんな床ですか?


板の間、ビニールタイルがよいでしょう。


畳の場合は、1年に1回は干しましょう。


じゅうたん、カーペットは使わないほうが理想的です。


布製ソファーは置かないようにしましょう。



2.カーテンはつかっていますか? 



薄い木綿地がよいでしょう。(こまめに洗濯を!)



3.冷暖房器具は何を使っていますか? 


パネルヒーター、電気ストーブなどがよいでしょう。


ガス、石油ストーブもよいのですが、1~2時間ごとに換気をしましょう。



空気清浄機も効果的ですが、性能の悪いものはアレルゲンを除去できません。



4.室内装飾品は散在していませんか?


置物、壁掛けなどは、埃がたまりやすいので最小限に。


鉢植えも湿気を帯びるので、室内には置かないほうがよいでしょう。



5.ペットを飼っていますか?


毛のあるペット(猫、犬、鳥など)は、飼わないようにしましょう。


飼っている場合は、最低週に1度はシャンプーする、できるだけ 外で飼うようにしましょう。



6.寝具は何を使っていますか? 


ベッドがよいでしょう。(2段ベッドなら上段)


布団は天気の良い日は干した後、よくたたき、掃除機ですいましょう。


(AM10時からPM2時ころ干して 布団を取り込んだ後、60分は換気しましょう。)


枕はプラスチックのパイプ素材がよいでしょう。シーツは木綿、布団や毛布のカバーも木綿がよいでしょう。



7.洗濯はどうしていますか? 


布団類のカバーをはずすときはベランダではずし、持ち運びもシーツに包んで、ダニを撒き散らさないようにしましょう。


洗濯のすすぎは十分行いましょう。


漂白剤はよいのですが、ダニやカビが好む洗剤ノリはやめましょう。


ぬいぐるみは持たないようにしましょう。(どうしてもという場合は、洗えるものにしましょう)



9. 掃除はどうですか? 


毎日、掃除機と濡れ雑巾を使って行いましょう。


掃除機から吐き出される空気に、ダニが混じっていることがあるので、掃除中は必ず窓を開け、排気口は外に出すようにしましょう。


エアコンのフィルターも忘れずに掃除しましょう。


家具と壁の間を10センチほど開け、風通しを良くし、湿気を防いでカビの発生を予防しましょう。


浴室はカビが生えやすいので、臭いのない専用の洗剤を使用し、換気をしっかりしましょう。



9.その他  


○ 周囲の方はタバコを吸わないように努めましょう。


(難治化の要因です) 


○ 室内の理想的な温度・湿度


温度 夏場 25-27度  冬場 18-20度 


湿度  40-60%













喘 息 日 誌


おうちでできることの一つに、「喘息日誌」があります。


日々の様子を記入する、簡単な表です。ぜひつけてみてください。


お子様の喘息の様子がよくわかり、薬の必要性などを知ることができます。


また、旅先での急な発作のときなど、診察医に状況を伝えるのに役立ちます。



お わ り に


喘息の原因には遺伝的なものや、環境的なものがあるといわれています。


それらの原因は多様なため、「予防すること」が、喘息治療においてもっとも重要です。


家族にアレルギーの方がいる場合は、特に注意してお子様を観察してあげてください。


また、症状が出た場合は早めにアレルギー専門医に相談をしてみるとよいでしょう。



お子様のアレルギーの原因を早めに明らかにし、それに合った予防治療がとても大切なことなのです。


 また、喘息の治療は、発作のときだけではなく発作のない期間に、いかに予防的治療を、

根気強く続けるかがポイントです。


症状がないのに通院することは難しいですが、それを長く楽しく続けることが、喘息の改善につながるのです。





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