☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

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嫉妬  変えられない心





こんなに思っているのになぜ?私の想いは届かないの
零にとって 私は回りに居る沢山の女と同じなの?

でも 私の思いは違う そう絶対に違う

その日とうとう零からの電話はなかった
暗い部屋の中でじっと携帯を見つめながら 朝を迎えた晴美

零が付き合っていると言う女性はどんな人なんだろう?
きっと 又一時の付き合いだろう すぐに別れてしまはず

同じ大学の人じゃない事は判っていた いいしれぬ不安に

零の部屋を訪れるのは 久ぶりの事だった ドアを強くノックすると 中から眠たそうな零が

「零 いたのね どうして電話くれなかったの ずっと待っていたのに」
目をこすりながら 「なんだ 晴美か!電話?あ~~あ忘れてたよ こんなに早く そんな事言いに来たのか」

冷たい言葉に晴美は愕然とした 以前から零にはそういう所があったが 今の零は私の事なんか 気にも止めていない

「零 今キラとか言う人と付き合っているって聞いたけど 本当なの」入り口にもたれかかるようにして聞いていた零は
「あ~~そうだけど 誰に聞いた?」
零の口からはっきりそう言われ 晴美は「何時からなの 私の事は 私の気持ち知っていながら 他の人と付き合うなんて」

次第に大きな声になる晴美 
「お前の気持ち? 俺達もうずっと前に終わったはずだけど」

終わった 零の中では終わっていても 私は違う
「終わってなんかいないわ、私は今でも貴方が好きなのに 私絶対諦めないわよ その人に零を渡すもんですか どんな事をしてもね」

激しい感情をむき出しにして 晴美がそう言う
「彼女に何かしたら 俺 お前を許さないからな 本気だからな」以前時折見せたあの冷たい視線 昔の彼を知る人から聞いた事がある 些細な事で良く喧嘩して 相手を叩きのめしていたと

そんな彼の言葉に 少しビクつきながらも 晴美は
「私 絶対諦めないわよ!」
そう言って 冷たい零の視線を避ける様に 立ち去った

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