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2010年04月17日
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日本人は「死」と言う事に穢れを意識します。

「死」の為に準備する事は「死」を呼込むと言って排除されてきました。
お墓を買うと死人が出ると言う事は良く聞く話しです。

ところが、近年の家族葬ブームで葬儀の生前予約がもの凄く増えてきたそうです。
家族葬の割合は六割にもなっているとか。
我が母も長年世間から隠遁治療でその予定でした。
人間は生まれれば必ず「死」を迎えます。
その「死」に対して恐怖から逃げているのが日本人の実態でした。



中国では死装束のファッションショーがあって大盛況だそうです。
自分で自分の死出の衣を決めておきたいと願うのは、本来当たり前の事だと思います。
その点では中国の方が「死」から逃げずに潔いのではないでしょうか。

真宗、つまり浄土真宗を初めとする親鸞聖人開祖の真宗仏教では、「死」は浄土への旅立ちとします。
「死」を穢れとしないので、葬儀のお供養に塩は入れません。
つまり、阿弥陀如来のお迎えで浄土へ生まれ変わるのだから、目出度い事なんです。

私は将来日本人も生前に死装束を作る習慣が来るかもしれないと、死装束の着物を作りました。
題は「蓮の?(うてな)に抱かれて」
蓮の花が咲き乱れる訪問着です。
仕立は単衣に。
蓮は浄土に生まれ変わる時の台座と言われている仏教では最も大切な花。

死装束ですから、左右の見頃が反対に柄付けしてあります。

しかし、日本人の気質が今程ではなかったので、「死」の準備になる死装束はその時点で時期尚早とタンスにしまっていました。

結局この死装束は我が母に使う事になりました。
あの世で見せびらかしてくれる事でしょう。
今日、浄土でファッションショーをしているかも。





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最終更新日  2010年04月17日 16時39分24秒
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