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October 23, 2006
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カテゴリ: オペラ・音楽
カタリー(ザ・ベスト・オブ・ナポリタン・ソング)
カタリー(ザ・ベスト・オブ・ナポリタン・ソング)

 短く行きます・・。

 昨日、カンツォーネの楽譜を買ったと書きました・・。それで話を中途半端に終わらせてしまったため、なにか凄い話があるのではないか、、という、変な期待を持たせてしまったかもしれません・・。お許しください・・。


 いや、実は今、私の住んでいる地域で市民オペラみたいな活動を立ち上げようかなぁ、と 秘密裏 に(と、 ここで言ってしまってはまったく秘密になっていないのですが・・・ )考えているのですが、その企画と平行してリサイタルなんぞも考えていたりしているのです・・。

 ひとつは先日も書きましたが、かみさんのオペレッタアリアのコンサート。それから、歌仲間たちとのコンサート。これはこの地域の市民オペラの活動とリンクさせたいと考えています。そして、私自身のコンサート。私自身は以前、バリトンのオペラアリアコンサートを企画していましたが、練習段階の途中で突発性難聴を患い入院し、おじゃんになったので、それを実現させようか、とも思っていたのですが、その入院生活で出会ったカンツォーネを聞いて以来、無性にカンツォーネを歌いたくなってしまったので、その欲求を満たしたい思いから、カンツォーネをやってみようか!!と思い立ちました。

 カンツォーネはよく、中学校の音楽の授業なんかで『帰れソレントへ』なんかを歌いますが、情熱ほとばしる熱い歌が多いですよね。私、中学時代はまったく音楽に興味が無かったので、今考えるとなんてもったいない事をしたと思うのですが、中学生の段階ではまだ、このカンツォーネの魅力というものに気づくには早いような気もしています。(現に今のうちの学校でも『帰れソレントへ』が響き渡っていますが、非常に早いテンポで何度も何度もリピートして歌っているのを聞いていると、情熱もへったくれもなさそうで、そういう扱いをこういう曲が受けるのが可哀想・・

 で、私が高校生になってオペラの虜となってから、中学校の母校の音楽の先生のところへ遊びに言ったときのことです。何故、遊びに言ったかというのは、以前、中学生だったとき、この先生の授業で、マリオ・デル・モナコの話が出て、「彼は腹筋でピアノを動かせる事ができるほど凄いからだの持ち主だ」というエピソードがやたらと印象に残っていたため、もっといろんな話を教えてもらいたいと思い伺いました。先生は「君とオペラの話ができるなんて思ってもみなかったよ!」等と言って、沢山話してくださいました。そこで、レコード(当時はまだまだ主流はレコードでした)を借りたのが、このページの頭の画像にもある 『ジュゼッペ・ディ・ステファーノ ナポリ民謡集』

 早速聞きましたが、もう、その独特な明るく、力強い声そして非常に明瞭なイタリア語。そしてなによりも情熱的な歌いまわしに心えぐられました。ディ・ステファーノの声は非常に明るく気持ちよく通る声でした。マリア・カラスとの数多くのオペラ録音もありましたが、私はこのカンツォーネを歌っているステファノの声が一番好きでしたし、他のどんな名テナーが歌うカンツォーネよりもこのディ・ステファーノの歌うカンツォーネが一番心打たれます。

 ですから、CDが出たときには思わず手がでてしまいました。このジャケット、LPでも同じものを使っていたので、凄く印象にのこっていました。青い空の下黒シャツを着たステファーノが手を大きく広げ、その大きな口をあけて情熱的に歌っている、ようなその姿と、まさにカンツォーネの情熱が結びついていました・・。


 それから、しばらくオペラにはまった私の頭の中からは正直、カンツォーネは消えていたのです。ところが、突発性難聴になり、片耳がほとんど聞こえないという状況に陥って、今後、歌を歌う事等に絶望していた時でした。
 たまたま病室で『題名のない音楽会』を見ていたとき、ロシアのイケメンバリトンホヴォロストフスキーがコンサートでナポリ民謡を歌っている姿が放送されていました。ノーブルながらも暗くくぐもった声を持つバリトンなので、あまり好きではなかったのですが、このコンサートで聞いたナポリ民謡には心打たれました。ホヴォロストフスキーの歌も情熱的でしたが、やはり曲の力に圧倒されました。歌う事に大分絶望感を抱いていた私に、一筋の光を与えてくれた、そんな出会いでした・・。(ただ残念な事に、彼が出したナポリ民謡のCDからは、このとき受けた感銘は受けられませんでした・・。オケがロシアの重~いオケというのも、印象が良くなかったと思います。)

 結局突発性難聴は改善されないままですが、歌えるまでにはなんとか回復いたしました。その他いろんな病気をしてしまったため、体調が万全とは言いがたいのですが、ここで、私の歌への情熱を、カンツォーネにぶつけてみたい!!そういう思いが沸々とわいてきたのです。またついでに言っちゃうと、私のテノール化計画の過程で、(??)、やっぱりカンツォーネを歌いたいという思いもあります。

 何を歌うかはまだ決めていませんが、やはり、ディ・ステファーノのCDに入っていた曲が中心になりそうです。「カタリ」や「泣かないお前」には、もう本当に胸えぐられました。

 よかったら、是非、みなさんもディ・ステファーノのカンツォーネ、ご一聴ください!

 (短くいくつもりが、長くなりました・・・。)






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Last updated  October 24, 2006 01:56:15 AM
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