やまとなでしこ~桜子と欧介大好きブログ

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3話





第3話、桜子がお金には替えられないたった一つの大切なものに出会えた回です。

・東十条さんの嘘をつかない、誠実なところです

・さ、急いで合コン行くわよ!
私は結婚の約束をしただけで、まだ結婚した訳じゃないの
今日のお相手は大企業で経理を仕切っている、公認会計士の皆さん、上には上がいるってことよ

・私は入籍するその日まで、前向きに出会いを求めるの~

・そんな人、私の中には存在しないの、消去したの

・お陰様で助かりました、じゃあ。
ご心配なく、こういうことには慣れてますから
(心配ですよ、誰なんですか・あの人)
あなたには関係ないと思いますけど、助けてくださったのでご説明します
合コンで知り合ってベンツでマンションまで送ってくれた人です
私の査定では年収1億でした、でも会社が潰れてしまったそうです
ということはつまり、私とはご縁がなかったということです

・いいえ、年収と遺産と不動産

・愛情で人は幸せになれますか?私はなれないんです。それでは
デートなんかしてません、査定しただけです、あれは時間のロスでした・あれは私のミスでした

・ロスやミスから本当のことが見つかることだってあるでしょう?
いえ、あなたには意味のないことでしたね

・その通りです。今日は助かりましたけど、道で会っても二度と声なんかかけないで下さいね

(相手の顔は忘れても、忘れられないキスってあるのよね~

・私、ない!キスには2種類しかないの、お金持ちのキスと貧乏人のキス
ロスはロス、ミスはミス!

・お城で合コン!?喜んで~

・東十条さんが1日でも早く結婚しようって言うから、つい最後の追い込みに燃えちゃって
じゃ聞くけど、どうしてルックスや性格で男を選ぶのは褒められて、お金で男を選んじゃいけないわけ?
身長や顔や性格は、生まれながらのものよね、所詮遺伝子と環境の問題でしょ?本人の努力じゃどうにもならない不公平なハードルがあるわよね~
でもお金持ちになれるかなれないかは、本人の努力次第でどうにでも
なるじゃない
先天的なぶ男でも後天的な努力で勝ち取れるのがお金持ち
だとしたら、私の選び方のほうがより公平な評価ができると思わない?
ハンサムの遺伝子が好きな女がノーマルで、お金持ちが好きな女が歪んでる?
そんなのおかしいじゃない!

・そうね・・・カメレオン!!
気に入ってたのに、パリのホテルでなくしちゃったの
アンティークだからもう売ってなくて・・・
でもいいの、大好きだったのに大事にしなかった私がいけないんだから・・・

・まあよくあることです。ものには本物と偽者の二種類しかない
大事なのはそれを見極める目です
さっきのカメレオンの話です
アンティークは偽者が多いから、僕も彼女にプレゼントするときは、気をつけなくちゃ

・血?アーやっぱり血・・・

・ストーカーはあなたでしょ?信じられるわけないでしょう?
あなたは平気でうそつく人だってことは良くわかってるんだから・・・

・もういい加減にしてください、顔も見たくありません

・(それは、僕が嘘をついたからですか?それとも貧乏だからですか?)
そっちだって同じでしょ?あなたがお金持ちじゃないことに変わりはないんだから・・・

(でもそれって、どんなひどい人間でもお金持ちならいいってことですよねー)
嘘つくより、はるかにいいと思うけど・・

・二度と私の前に現れないと、約束してください
(わかりました、貧乏人は消えます)そうしてください
(二度とあなたの前には現れません)そうしてください
(そうします)
それじゃあ、もうお会いすることもありませんね
(桜子、倒れる)

・それじゃあ、もうあきらめちゃうわけ?
一度決めたこと壊すのって、欧介くん、一番苦手だよね・・
彼女じゃなくて、欧介くんがどうしたいかって聞いてるの
欧介くん優しいからねー、そうやってなんでも相手に決めさせるんだよね
あのときもそうだった
自分からは一歩も飛び出さないで、私のこと、ただ見てただけ
欧介くんはいつもそう、相手のことばっかり気遣って、自分からは何にも起こさないし、傷つきもしない
それってさ、優しい殻に閉じこもって、自分のこと守ってるだけなんじゃないかな

欧介くんはまだ何にもしてないじゃない
これ逃したら、一生チャンスやってこないかもしれないよ

・夢を見たの・・子供のころからいつも見てた、不思議な夢
また、あの夢を見たの
私の王子様
あなただったのね、夢の中でずっとこの手を探してたの
寝ている間中、ずっと握っててくれたのね








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