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Mar 15, 2006

Ｗａｔｅｒｓを観て思ったこと

(21)

テーマ：映画館で観た映画(8781)

カテゴリ：映画・芝居など娯楽関係

例えばウィークリーぴあや、舞台上のアンティフォラスのように、「きれいな男の子だなあ」と思うことは、この映画ではなかったです。

「王子のような」とか「触れてはいけないもの」のような、オーラとでもいうのか、そういうのは全くなかったんです。
それは、リョウヘイが普通の男の子だからなんだと思います。
路上パフォーマンスで世界を巡ることを夢見つつも、実現できずにいて、資金欲しさでホストになろうと思う、そういうどこにでもいそうな、中途半端な男の子。

小栗くんが「ダサかっこいい」って言ってましたけどまさにそういう感じ。
ちょっと泥臭い、垢抜けない、そんな7人の物語。

「オーラ」といってしまったら大げさなのかもしれないけど、そういう目に見えない実体のないものを、消してしまえるということが驚きです。
普通にインタビューしてる時はあるのに、映画の中にはない。

なんでそんなことができるのか、わかりませんけど。
見せたり見せなかったり、出したり入れたりするものじゃないのにね。
そういうところが彼はスゴイです。

とある大人気俳優さんなんかは、きっと「オーラ」（みたいなもの）の出し入れが自由じゃないから、何を演じても一緒に見えてしまうのかも、と今思いました。

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