映像四郎の百人斬り

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「花束」





 「クリスマスピンク」零号完成。

 「Dr.C」との試写会は、

 渋谷東急の屋上で、極秘に、行われた。

 サインは「OK」だった。

 中華料理を、食しながら、雑談、多数。

 さすがは、「Dr.C」だ。

 植物の品種改良により、アートブランドを、

 立ち上げる企画があるとのこと。

 DNAにまで、闘いを挑むのだ。

 不可能だった「青いバラ」が、

 遺伝子操作によって、達成した。

 「青いバラ」が誕生したことも、驚きだが、

 素人の私にとっての驚きは、

 「青いバラ」が、品種改良にとっての

 断崖絶壁な「不可能」を意味していたことだ。

 「青いバラ」のニュースが、流れるまで、

 そんなところに、「不可能」が、存在するとは、

 考えてもみなかった。

 そこで、どうやら、

 なんらかの「アートプロジェクト」を初動するらしい。

 「クリスマスピンク」零号完成。

 「Dr.C」との試写会は、

 東急の屋上で、極秘に、行われた。

 サインは「OK」だった。

 中華料理を、食しながら、雑談、多数。

 さすがは、「Dr.C」だ。

 植物の品種改良により、アートブランドを、

 立ち上げる企画があるとのこと。

 途中、アートの値段についての話題に、流れが変わった。

 「Dr.C」の「アート」の位置づけは、

 どうやら、1作品100万円ドーン!きゃー!

 という「権威」の世界ではなく、

 日常の中に、さりげなく「アート」が、存在している、

 いわば、花束のプレゼントがわりの「アート」を考えているそうだ。

 水のように、どんな生活にも、浸透していける、

 そんな「はなやぎ」が、理想らしい。

 短時間に「花」「花」「花」という、

 私にとっては、

 「未知なるキーワード」を刻印され、

 花屋があると、妙に、真剣に、

 見入ってしまう、新たな習慣が、

 じゃっかん、形成されたのであった。



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