楽にいこうか

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准看護師はなぜあるの

ナース
現在、医療事故関係でマスメディアも看護師と准看護師を区別(あえてここでは区別と表現します)して報道していますので、世に中に2つの資格があることは多く知られています。
 以前は、二つの資格の違い以前に 看護師に2種類あるなんて知らない人のほうが大かったと思います。
 実際に、養成所に入学するまで知らなかったという人もたっくさんいました。(これが一つの不幸ですわ)
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 簡単ですが、 准看護師制度(創設の経緯) をご紹介します。


 戦後の高度成長期初期。学歴主体になりつつある世の中ですが、まだまだ女子の高校進学率が37%と低く、国民の人口増加に看護師不足が深刻化してきました。
 現在と同じく、看護師養成所の入学に高校卒業を資格要件とする看護師だけでは、この時代の女子の学歴を考えると、看護要員の供給が足りなくなる。そう考えた国は、
 1951年(昭和26年)に中学卒業資格でも准看護師になれる制度を創設しました。

 看護師は国家試験であるのと比べ、准看護師は都道府県知事による資格試験となります。
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 10数年前は、准看護師の養成所に入るには、住み込みが条件であり、
卒業後のお礼奉公も当然のようにありました。(地域によって違いはあるでしょうが)
 養成所時代は安い給料で補助者の仕事を行いますが、施設によっては看護師と同様に夜勤をしたり、注射したりという資格をまったく無視したところもありました。
 現在は、労働基準局の規定などが改善され、このようなことは無くなりました。
 この時代の開業医にとって「人件費を浮かせる」という方法が収益の一部と考えられており、
 ※准看護学生を引き受ける。
 ※安く雑用させる(施設によっては、院長宅の使用人の雑用もするという  のもありました)
 ※卒業後数年お礼奉公させ、またまた安く仕事をさせる。
 ※お礼奉公終了後、退職するのは大歓迎(お礼奉公後、基本給が上がり、  年々昇給していくのは好ましくなかったのでしょう)
 へんな言い方ですが、准看護学生を毎年数名受け入れることで、自動的に2 年後の人件確保ができるわけです。

 現在、高校進学率も高くなっているにも関わらず、准看護師養成施設が存在するわけは、「安い基本給で働かせることができる准看護師を必要としている施設がいまだにある」という現実があるのです。


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