韓国同居暮らしと日本語教師

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一つ一つの単語を教える


 一つ一つの単語を教える


「言葉がどんどん飛び出るゼロ歳教育ー言葉が遅いと心配な方々へー」 七田眞著 
 以下「」が引用部分。

「人間は生後六ヶ月で、頭脳の中に基本的な回路が作り上げられてしまう」という。

「生まれたばかりの赤ちゃんは、いくら話しかけてやっても言葉を理解するはずはありません。」

 けれど言葉をかけることは無駄なことではない。

「言葉がけをしてやれば言葉は理解しなくても、言葉が刺激となって、言葉に応じやすい、言葉をとり入れやすい回路が頭脳の見えない部分で、どんどん開けていくのです。」

 だから「この期間内に豊かに話しかけられて育った赤ちゃんの頭脳は、言葉に非常に応じやすくなって、反対にろくに話しかけられなかった赤ちゃんの頭脳は、非常に言葉に応じにくく育っているのです。」


 ではどんな言葉がいいのか。

 色々な音が周りにあると思うが、「お母さんの言葉が赤ちゃんにとって意味のある言葉」で、他の音にはあまりよく反応しないとのこと。

 面倒だから、テレビをよく見るからと言って、「テレビの声を聞かせる方が多いと、やはりお母さんの声には反応しなくなり、機械音にしか反応しない子供に育っていきます。」


 次にどのように話しかければいいのか。

 「○○ちゃん、おはよう。お日様があがってますよ」などというように、一日の生活の流れを言葉にしてたくさん話しかけると同時に、一つ一つの単語を教えることが必要だそうだ。

 「言葉は一つ一つの単語を獲得していくことで身につき、語彙が増えるとともに、思考が始まります。」

 「言葉の数が増えるほど高次な思考が可能になり、動物的な状態から早く抜け出すことが出来ます。」

 だだ、言わせようとやっきになってはいけない。


 それで我が家では、上の本からアイディアを得て、上の子の時から次のことを実践している。

 家具の名前を教えること。

 「これは○○よ」は面倒なので、ただ家具の名前を三回ゆっくりと繰り返してやる。

 「れいぞうこ、れいぞうこ、れいぞうこ」
 「しょっきだな、しょっきだな、しょっきだな」
 「たんす、たんす、たんす」

 その家具の前に行って、三回づつ言うことにしている。
 順序は毎回同じ順序がいいそうである。
 一日一回ではなかなか覚えられないので、出来れば朝昼夜一日三回がいいらしい。

 面倒で、ついサボってしまうことも多いが、上の子が「れいぞうこしよう」と言って、私に指図するので、サボれない時もある。

 家具と家具の名前を言う間、「はい、つぎー」と私が言う時があるので、それを真似して上の子が「はい、つぎー」と言って、「ベッド、ベッド、ベッド」と先回りして言ってくれる時もある。


 それと、体の部分の名前を教えてやること。

「あたま、おでこ、め、はな、くち、ほっぺ、みみ」
などと言いながら、その場所を触ってやる。

 とても神妙な顔をして、聞いている。


 あまりまだ定着していないが、やったらいいこととして、絵本の読み聞かせ、あいうえお表の前に行って、あいうえおを教えてやる、発語に応じる、笑いを引き出すなどがある。


兄弟を育てる時の注意点

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