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ビザ関係
これらの内容については、状況により変更されている場合がありますから注意してください。
NON-IMMIGRANT B VISA (就業ビザ)取得
日本で取得する場合の手続きについては、タイ王国在日本大使館のHPに詳しいので、ここでは書きません。会社から派遣される出張や、いわゆる駐在員の身分で赴任するのであれば、手続きは会社に任せれば何も問題ありません。会社の登記簿謄本とか公証とか翻訳証明とか雇用証明とか面倒な書類が必要なはずですが、会社が依頼したエージェントがやってくれるでしょうから。個人の資格でタイの企業に就職する場合、もちろん日本でビザを取得することも出来ます。しかし比較的煩雑な手続きが必要ですし、なによりも日本に帰らなければいけません。
そこで自分はシンガポールで取得しました。理由は、バンコクから2時間余りと比較的近く、手続きが非常に簡単だと聞いたからです。必要なものは、パスポート(説明の必要ないですね)と写真1枚(4×5センチぐらい)と、雇用する会社の招聘状(インビテーション・レター)1枚です。招聘状は就職先の会社で用意しますが、その内容はだいたい決まっていて、タイ王国在××大使館(領事館)領事部長宛ての「どこの誰それさんを雇用しますよ、一切の責任を会社が持ちますよ、だからビザを発給してくださいね」というような英文です。社印と代表者のサインが必要です。
余談ですが自分の場合、会社ではワークパミット取得のためのVISA発給願書を持たせてくれました。これにはワークパミット申請に必要な全ての書類のコピー(社長のサイン入り、50枚ぐらいある)が添付されてましたが、結果的には全く必要ありませんでした。この発給願書はタイ語ですが、窓口の係員はシンガポール人(ムスリムの女性)だったので、それを読めるとも思えませんでしたね。
在シンガポール大使館はオーチャード通りにあり、ビザ申請受付は午前9時から12時までです。守衛にビザ発給申請に来たことを告げ、パスポートを渡します。守衛はパスポートで身元を確認し、「VISITOR」と書かれたネームプレートをくれ、パスポートを返します。このとき、シンガポールの出国カードを預かります。これは帰りにネームプレートと引き換えに返してくれます。
建物の中に入ると、右側に窓口が2ヶ所あり、奥がタイ国籍者用、手前が外国人用です。その窓口の間に棚があり、そこに置かれた籠にビザ申請の用紙が入っていますから、勝手にもらって記入します。用紙は英語です。シンガポールの住所やシンガポールでの保証人(guarantor)を記入する欄がありますが、記入しなくてもOKでした。この用紙は、在日本大使館のHPに置かれているものと、ほぼ同じです。記入の仕方は自分で調べてください。というか、この程度の書類が記入できない人は、外国で働くのは諦めたほうがいいと思います。
記入が終わったら、右側(外国人用)の窓口に申請書とパスポート、写真、招聘状を提出します。係りの人が目を通して問題がなければ、46シンガポールドル払うように言われます。お金と引き換えにピンク色のペラペラの引換券兼領収書をくれます。それには翌日の日付が書いてあり、また、口頭でも明日の午後来るように言われます。
発給は翌日の午後2時から4時までの間です。守衛に引換券をみせて、出国カードを渡して引き換えに「VISITOR」のネームプレートを貰います。申請と同じ窓口に引換券を出せば、それに発給済みのスタンプを押して、ビザの発給されたパスポートを返してくれます。それで終了です。あっけないほど簡単です。
午前申請午後発給ですから、うまくいけばバンコクから一泊二日で行けそうな気もしますが、当日朝の出発では時差の関係もあって、申請受付時間内に大使館に着くのは難しいと思います。自分はTGの二泊三日のパックを利用しました。仕事が終わってから7時ごろの便で出発して翌日申請、取得後に直接チャンギ空港に行き、バンコクに帰って来ました。費用は「Royal Orchid Holidays」のプロモーション中で約7,500バーツ(往復TGエアチケット、シンガポール ミラマ・ホテル2泊 朝食ブッフェ付)でした。大使館以外は用事もないんで、ちょっとだけ観光もしました。でもバンコクに比べて食事やビールが高いし、あまり遊んで楽しい場所でもありませんでしたね。タクシーに安心して乗れるのは有難いですが。
RE-ENTRY PARMIT 取得
ビザの滞在許可期限前にタイを出国しても、次回入国時に同じ許可期限をもらえるのがRE-ENTRY PARMITです。なぜ必要かわからない人は、たぶん必要ないでしょう。
これはパスポートと写真一枚を持ってイミグレーション・オフィス(バンコクならサトーンのソイ スアンプー)で申請します。写真のサイズは4×6センチで、タイにしては結構厳格です。サイズが違うと突っ返されます。写真はオフィスの向かい側にある店で撮ってくれます(2枚で120バーツ)が、係員と店がグルになってるようです。ここには詳細を書きませんが。
申請窓口はイミグレーション・オフィス一階の、入って一番左側の7番窓口です。「RE-ENTRY PARMIT」と書いてありますから、すぐわかります。申請書は窓口で貰えますから、近くの記帳台で記入し写真を貼り付けます。糊は台の上にあります、運が良ければですが。ペンは自分で用意してください。申請は三ヶ所ある窓口の向かって右側で、パスポートと申請書を提出します。係員がチェックしてスタンプを押して返してくれますから、それを中央の窓口に持っていき手数料(シングル500バーツ、マルチ1,000バーツ)を払うと引換券兼領収書をくれ、「ワンアワー」とか言われます。一時間後に取りに来いという意味です。
アバウト一時間後に、向かって左側の窓口に引換券を出すと、RE-ENTRY PARMIT 発給済みのパスポートを返してくれます。引換券にもスタンプを押して返されます。受け取ったら、すぐに有効期限を確認してください。それは現在の滞在許可期限と同じはずですが、係員も人の子ですから間違える場合もあります。(自分もそれで難儀しました)間違いをその場で指摘すれば、すぐに再発給(訂正にあらず)の手続きをしてくれるはずです。もちろん後で気づいても再発給はしてもらえますが、二度手間になりますので。
申請時間は午前8時半から午後4時半までで、昼休みはありません。また、午前中はオフィスが半端でなく混みますから(特に駐車場)、午後から出向くことを薦めます。しかしあまりおそいと、発給が翌日になるらしいので注意して下さい。土曜日も午前中だけあいてます。もし一時間も待てないという人は、試しに早めに窓口に行ってみてください。申請者が少ない場合など、運がよければ早く出来上がってるかもしれません。
ドンムアン空港にも申請窓口があり、RE-ENTRY PARMITを発給してもらえます。場所はターミナル1の出国口の右側、航空会社のカウンターが並ぶところの左端です。イミグレーション・オフィスの場合と同じく写真が必要ですが、ほかに搭乗券の提示も求められます。すなわち、ここでは搭乗手続きが終わっていないと受け付けてもらえません。平日の日中ならまだしも、早朝や夜間は窓口が開いているか確信が持てませんので、そういうフライトを利用する予定で心配な人は、イミグレーション・オフィスでの取得を薦めます。自分が十月末の木曜夜8時ごろに通りかかったときは開いてましたが。
注記 2003年8月26日より手数料が改正され、RE-ENTRY PARMITはシングル1,00バーツ、マルチ3,800バーツ(!)になりました。
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