パポピンのつぶやき 

パポピンのつぶやき 

2-2エーゲ海と欧州の旅

6日目 1992年1月14日(火曜日)曇り時々晴れ

今日は、終日エーゲ海クルーズです。
朝早くホテルを出て、ピレウス港に8時頃、到着しました。
船は、ほどなくして、港を離れました。
と、そこまでは良かったのですが、出向する前にウェルカムドリンクを飲んだのが祟ったのか?
20~30分もしないうちに気持悪くなり、トイレに駆け込むや否や、もの凄い勢いで逆流してきました。
朝食と先ほど飲んだトロピカルジュースの入り混じったものが。。。
全て出てきた感じです。

 冬の海は荒れるのね・・・。(TT)
9月の海は最高だったのにね。

 最初に到着したのは、エギナ島です。
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<エギナ島>
 ここは、アフェア神殿がオプションとなっていましたが、前回行った場所なのでパスしました。
約一時間半、ぶらり散策と買い物を、楽しみました。船から降りたことで、気分もすっきりしてきました。

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<エギナ島のネコ達>

 その後、ポロス島へ行きました。
その間に、バイキングスタイルのランチを食べました。腹八分にしました。

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<ポロス港>
 丘の上まで続く白壁の家、何処を見ても絵になる景色です。

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<港より望む時計塔>
 丘の上に建つ時計塔が可愛らしく、なんとも印象的です。

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<時計塔より望むポロス港>
 「イルカに乗った少年」と云う映画のロケ地が、この美しいポロス島を舞台というのも、うなずけますね。1月ではないみたい・・・。

 最後に寄港したのは、イドラ島でした。
その間に、昨日観たグリークダンスショー(民族ダンス)が、行われました。客を持てなすショーは、楽しく参加型形式もあって、アッという間に時間が過ぎて行きました。

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<イドラ島と港>
 イドラという島の名前の由来は、古代ここに泉があったので、その「水」(ローマ字Hydrea)からきています。現在は干上がってしまい、飲料水はボートで本土から運ばれていますが・・・。

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<修道院>
 島内には荒涼とした丘陵地帯が広がり、その中に空き家となった農家や、ギリシャ正教の修道院があります。

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<イドラ島の家並み>
 島は自動車乗り入れ禁止となっており、観光客は徒歩かロバに乗るかして島を回ります。どこかノスタルジックな感じがします。のんびりと何もせず、1泊してみたいですね。

 最初、イドラ島は省くかどうするか?となってましたが、波も安定してきて、クルーズが出来て良かったです。
港に着く頃は、もう日が暮れかけていました。

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<ピレウス港>

 夕食は、ホテルレストランで食べました。
明日は、朝が早いので、お風呂に入ってすぐ就寝しました。  


7日目 1992年1月15日(水曜日)曇り

ロンドン経由(トラレスワールド航空807便)にて、芸術の都パリへ行きました。
朝1番の飛行機の為、朝食は軽めにいただきました。機内食もあったけど・・・。

本来なら、着後市内観光だったのですが、明日のオプションコースになっていたベルサイユ宮殿観光をする事になったので、前回見てたので、パスして自由行動を選びました。

最初に行ったのは、観光コースに入っていない場所、オペラ座です。

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<オペラ座>
ガルニエ宮(Palais Garnier)は、フランスの首都パリにある歌劇場で、オペラ座とも呼ばれています。15年の歳月を費やし1875年に完成しました。
幅125m、奥行73m、ファサードはコリント様式の列柱とアーチで、豪壮にして華麗な作りとなっています。

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<パリの一画にて>
オペラ座近くの何処かと思いますが、記憶が定かではないです。
ただ単に、気に入ったので撮ったのでしょう。パリは、何処を歩いても、絵になるようです・・・。

次に目指したのは、サント・トリニテ教会です。
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<サント・トリニテ教会>
サントトリニテとは、聖三位一体を意味します。
建築家テオドール・バリュの設計。ジョルジュ・オスマン男爵の命により、1861年着工し、6年間で立てられました。豪華な装飾にもかかわらず、当時の貨幣で4百万フラン弱と非常に経済的に建てられたが、建物はその印象を損なっていません。

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<サント・トリニテ教会にて>
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<サント・トリニテ教会内部>
作曲家アレクサンドル・ギルマンは、ここの教会のオルガンで作曲してたらしいです。
低予算とは思えない作りでした。

最後に目指したのは、モンマルトルです。
途中で、ハトに餌をあげているおばさんに、出会いました。
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<パリならではの景色>
凄いハトの数ですね。毎日獲ずけしてるのでしょうか?

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<モンマルトル>
モンマルトルの丘へ向かう途中の階段風景です。

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<サクレクール寺院>
サクレ・クール寺院 は、フランスおよびフランス語圏に多く存在する教会堂です。「聖なる心臓」(聖心)を意味し、イエス・キリストに捧げ、守護として祀っていることを意味します。
モンマルトルのサクレ・クール寺院は、フランスのパリ市内、モンマルトルの丘の頂にそびえる教会堂です。
ロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂。ギベール・パリ大司教が計画を提唱し、アバディが設計を担当しました。
1889年にいち早く完成していたエッフェル塔と共に、パリ市内を見晴らせる観光名所で、両建造物とも19世紀後半に構想された比較的新しいものであるにも関わらず、今やパリになくてはならない存在になっています。

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<モンマルトルの画家>
名もなき画家に描いてもらってます。出来上がった絵を見ると、フランス風の顔になってました。
今も描いてるのか?それとも有名になったのか?

その後、ホテルに戻り、添乗員さんと一緒に、お勧めのレストランに行きました。
パリは、牡蠣が美味しいという事で、前菜に生牡蠣を食べました。
レモンを絞って食べたのですが、身が大きくて、とても美味しかったです。美味でした。
エスカルゴよりもこちらがいいみたい。冬なら尚更。
オプションのパリナイトツアーに参加しなくて、良かったかも。。。

レストランは、エッフェル塔の近くでした。
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<エッフェル塔>

今日は、歩き疲れました・・・。

8日目 1992年1月16日(木曜日)曇り

午前中は、昨日行くはずだった、パリ市内を観光しました。
まず最初に、ノートルダム寺院に行きました。
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<ノートルダム寺院の正面>
ノートルダムとは、フランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しています。
1163年パリ司教シュリーによって着工し、1345年に完成した初期ゴシック建築です。
寺院には、3つのバラ窓といわれるステンドグラスがあり、とても有名です。内部は高さ33mで、ステンドグラスも相当大きく、一見の価値ありです。

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<ノートルダム寺院の後ろ>
バックシャンと言われてるほど、後ろ姿が綺麗です。

その後、ルーブル美術館に行きました。
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<ルーブル美術館>
レオナルド・ダ・ヴィンチの”モナリザ”がある事で有名な美術館です。
ここでは、長時間いる事ができず、並んで観るという感じでした。
12世紀末に誕生して以来、ルーヴルは常にパリの中心的存在でした。当初町の西端に位置していたルーヴルは、町が広がるにつれて、次第にその中心へと呑み込まれていきます。それと同時に、うす暗い城塞は、フランソワ1世の近代的な邸宅へ、さらには太陽王の豪奢な宮殿へと変貌を遂げていきました。そして、1793年に美術館となりました。

それから、パリのシンボル的存在の、エッフェル塔に行きました。
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<エッフェル塔>
フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造されました。エッフェルが著作権者となり、この塔の名前の由来になりました。
建設は万博に間に合わせるため、2年2ヶ月という驚異的な速さで行われたが、1人の死者も出さなかったそうです。
建設当時の高さは312.3m(旗部を含む)で、現在は放送用アンテナが設置されたため、324mとなっています。展望台は3つあり、高さは57.6m、115.7m、276.1mです。
あまりに奇抜な外見のため、建設当時は賛否両論に分かれました。反対派の文学者ギ・ド・モーパッサンは、エッフェル塔1階のレストランによく通ったが、その理由として「ここがパリの中で、いまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だから」と言っていました。ここから、「エッフェル塔の嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」ということわざも生まれたそう・・・。

その後、コンコルド広場に行きました。
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<コンコルド広場>
この広場は、フランス・パリにある有名な広場で、パリの中心部、チュイルリー公園とシャンゼリゼ通りに挟まれて位置しています。
1755年、Ange-Jacques Gabrielによって設計され、当初ルイ15世の騎馬像が設置されていたため「ルイ15世広場」と呼ばれていました。その後、フランス革命の勃発により、騎馬像は取り払われ、名前も「革命広場」に改められました。
革命期には、ルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が行われた場所でもあり、なんとも皮肉です。
1830年にコンコルド広場と呼ばれるようになりました。

ランチを食べた後、午後から自由行動になりました。
私は、高校生の頃から行きたかった、ミラボー橋を目指しました。
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<ミラボー橋>
なぜミラボー橋に行きたかったのか?
それは、アポリネールの「ミラボー橋の下をセーヌは流れる」を読んで、どんな感じなんだろうと体感したかったからです。意外に川の流れは速いです。
1895年から1897年にかけて造られたミラボー橋は、左岸の15区、コンヴァンシオン通りと右岸の16区、レミュザ通りを結んでいます。中央のアーチは径間93m、それを挟むアーチが径間32.4mです。
橋脚の上方に、ジャン-アントワーヌ・アンジャルベールによる像が、4体取り付けられています。

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<ミラボー橋とエッフェル塔>

次に行ったのは、サン・シュルピス教会です。
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<サン・シュルピス広場>
このライオンの口から水を吐き出す噴水には、ルイ14世時代のもっとも有名な説教師の像が彫られています。ボシュエ(1627-1704)、フェヌロン(1651-1715)、フレシエ(1632-1710)、マシヨン(1663-1742)の四人です。

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<サン・シュルピス教会>
1646年から工事が始まり1749年に完成しました。17世紀の典型的なクラシック様式で、両塔の高さは70メートル、長さ約140メートル、幅56メートルあります。
この教会で有名なのは、パイプオルガンです。
また、小説『ダ・ヴィンチ・コード』でも、この教会が登場します。それは、この教会が、パリの建造物のなかでも、とりわけ数奇な歴史を持つと言われている由縁でしょうか?
エジプトの女神イシスを祭る、古代の寺院の跡に建てられたもので、建物の床面の形はノートル・ダム大聖堂とほぼ一致します。

その後、リュクサンブール公園に行きました。
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<リュクサンブール公園>
224,500 m² (22.5 ヘクタール)の広さを持つ公園で、庭園のあちこちに、合計100以上の彫像、記念碑、噴水があり、パリで最も美しい公園です。
リュクサンブール宮殿が建ち、フランス元老院が入っています。
歩き疲れたので、ここで暫し休憩しました。

日が落ちるのは早いもので、夕方なのに、夜みたいです・・・。
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<夜のコンコルド広場>
遠くに見えるのは、ライトアップしたマドレーヌ寺院です。

その後、凱旋門に行きました。
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<凱旋門>
エトワール凱旋門は、前年のアウステルリッツの戦いに勝利した記念に1806年、ナポレオン・ボナパルトの命によって建設が始まりました。
ルイ・フィリップの復古王政時代、1836年に完成しました。ナポレオンは、凱旋門が完成する前に既に死去しており、彼がこの門をくぐったのは1840年にパリに改葬された時でした。

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<無名戦士の墓>
エトワール凱旋門の下には、第一次世界大戦の無名戦士の墓があります。
第二次世界大戦ではナチス・ドイツのパリ占領に際して、ナチス・ドイツ国旗が掲げられ、ヒトラーが戦車で凱旋したこともありました。

夕ご飯は、ホテルのレストランで食べました。
昨日に引き続き、今日もよく歩きました。


9日目 1992年1月17日(木曜日)曇り

午後からの飛行機なので、朝食をのんびり食べて、ホテルで時間を過ごしました。
その後、12時10分発のロンドン行き(BA307)に乗り、12時20分に到着しました。
パリとロンドンは、1時間の時差があります。

ヒースロー空港では、約2時間の時間があったので、最後の買い物を楽しみました。

14時30分ロンドン発(BA1021)の成田空港行きの、飛行機に乗りました。
約12時間の飛行で、機内泊となります。
エコノミー症候群に気をつけて、水分を飲み、トイレに何回も行きました。

昔ゆえ何の画像もありません。
空港の様子を撮ってたら良かったのですが。
今だったら、デジカメで撮るんでしょうけどね・・・。
機内食をデジカメに撮っても、写真に撮る人っているんだろうか?と、ふと思ってしまいました。


10日目 1992年1月18日(土曜日)晴れ

飛行機は、定刻通り11:25分に、成田空港に到着しました。
帰りは呆気なく、早く着くものですね。
その後、入国手続きを終えて、リムジンバスに乗り、羽田空港に向かいました。

羽田空港で、懐かしい和食(うどん)を食べました。
うどんを食べてると、やっぱ日本人だな~と、痛感します。

羽田発15:30(NH259)に乗り、時間通りに17:15分に福岡空港に到着しました。
到着後、ツアー仲間と別れを惜しみ、解散となりました。

今回は、前回の旅コースと似ていますが、スペインは行ってなかったので、マドリッドが思い出になっています。歩き疲れたのもあるし、自由時間もあったので、余計に思うのでしょうね。
旅はいつも人を豊かにしてくれるし、文化・自然・人とのふれあいが、人生に彩りを添えてくれるような気がします。


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