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海の汚染は、なにも福島やその周辺だけではありません。東京湾もけっこう汚染されちゃってるんですよね。原子力規制委員会のホームページに放射線モニタリング情報が載っているのですが、東京湾における海域モニタリング結果の海底土の検査結果を見てみると、木更津で告示濃度を超えるCs-134 62Bq/kg、Cs-137 130Bq/kgを検出しています。表層の海水の濃度は非常に低い値になっていますが、海底にはその数千倍の放射性物質が沈んでいるようです。
そこでちょっぴり疑問。
最近、安倍首相が汚染水の影響は一定範囲内で「完全にブロックされている」などと言ってましたが、当然そんなことはないわけで、お魚さんもひどい目にあってるわけです。そもそも、この発言の根拠はなにかというと、表層の海水の検査で検出限界値以下というデータから。しかし、放射性物質は海水中を拡散して薄まるどころか、海底に沈んでいるわけで、実際に、海底土のモニタリング結果も出ているのに都合のいいデータだけつまみ出して、あたかも全てがコントロール下にあると幻想を抱いているごとく発言にびっくりでした。
しかし、もっとびっくりなのは、首相発言後、東京電力もそれに一生懸命同調して苦し紛れの説明をしていたこと。
最近は、もう表層の海水さえ検査すれば、環境への影響がでているかどうかがはっきり分かるみたいなことまで言い出した。もう、むちゃくちゃや。(笑)
実際は、東電だって、海底土の検査をして数値を示しているのだけど・・・
表層のみの検査だけで影響がないとか、ブロックされているというのはまったくのナンセンスなのではないかと問われると、東電は自分たちだけで決めた測定方法ではないとか、福島県や水産庁、文科省との協議の中で決めているから、国の決めた方法に従っているだけだと開き直る。
え~、お国には逆らえないわけね。
でも科学的根拠をもってしっかりやってほしい。
こんなことやっていたら世界からは信用を失うのは必至。当然日本の魚はもう輸入しないといった話にもなるわけです。
《原子力規制委員会》
■ 東京湾における海域モニタリング結果(海水)
[PDF]
■ 東京湾における海域モニタリング結果(海底土)
[PDF]
《環境省》
■ 千葉県、埼玉県及び東京都内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について(5月-6月採取分)(お知らせ)
食品に含まれる放射性セシウム濃度の検査結果
・ 食品中の放射性物質の検査結果について(第735報)
表はクリックで拡大↓
【基準値超過】(最大値)
栃木県産 ブラウントラウト Cs:130 Bq/kg
群馬県産 ニホンジカ Cs:210 Bq/kg
群馬県産 イノシシ Cs:130Bq/kg
群馬県産 ツキノワグマ Cs:330Bq/kg
群馬県産 ヤマメ Cs:120 Bq/kg
福島県産 サクラシメジ Cs:220 Bq/kg
流通品の検査で放射性セシウムが検出された食品
宮城県気仙沼市 マツタケ Cs:11Bq/kg
など
【原発関連ニュース】
東京電力:汚染水浄化装置「アルプス」に不具合、運転停止
http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000e040219000c.html
毎日新聞より 09月28日13時23分配信
東京電力は28日、福島第1原発の放射性汚染水を浄化する多核種除去装置「ALPS(アルプス)」に不具合が見つかり、汚染水の処理を停止したと発表した。同装置は27日未明、約2カ月ぶりに試験運転を再開したばかり。
やっぱり止まった。こんなろくでもない装置が汚染水処理の切り札なのだから困ったものです。
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