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韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が友人の女性、崔順実(チェ・スンシル)氏に提供していた疑惑をめぐり、朴氏が大統領当選直後の2012年12月から13年の就任の間に、北朝鮮との軍秘密接触や対日関係についての情報を崔氏に提供していた疑惑が新たに浮上した。
JTBCテレビが25日報じたところでは、朴氏は12年12月28日に李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)と行った政権引き継ぎの会談を行った。その際の想定問答の文書に、「北の追加挑発防止のために国際協調のほか、南北間対話が必要だと考えるが、南北間で最近どんな接触があるのか」という朴氏の質問があった。
この文章には「最近、韓国軍は北の国防委員会と3回、秘密接触を行ったもようだ」との秘密情報も付け加えられていた。崔氏は会談当日の10時間前に文書を入手したという。
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韓国としては国難といっていい深刻な事態、韓国のメディアも大騒ぎになっている。
このニュースが報道されたのが24日、韓国のテレビ局JTBCが伝えた。朴大統領の演説原稿や閣議資料のファイルが演説や閣議の前に朴氏の親友と見られる女性に提供されていた。その親友とは、崔順実(チェ・スンシル)氏(60)という民間人である。
ところが、このスクープだけで騒ぎになっているわけではなく、というのもこの1か月ほど韓国では朴槿恵大統領とチェ氏との関係性が問われていた。何を問題視されたかというと、チェ氏が中心となっているスポーツ財団に国からお金が流れていたのではないかということで、チェ氏が財団を私物化していたのではないかという疑惑が出ており大問題となっていた。
国会では野党議員が「チェ・スンシルを出せ!謎の人物」というプラカードを持って国会がストップする状況であった。その流れでメディアが関係性を調べていたというわけだ。そこで出てきたのが演説原稿が事前に渡されていたという疑惑、しかも軍の秘密情報や対日関係などの情報も流れていた。しかも、原稿がチェ氏によって修正されていたということだ。
チェ・スンシル氏は宗教家の娘ということだ、というのは朴大統領は父親も朴正煕元大統領であったが、父親と中の良かった宗教家の娘ということだ。お互い娘同士40年来の友人ということだ。朴大統領は1979年に母親も暗殺されており、若くして父親のファーストレディーを勤めていたのでいわゆる民間の友達というのがいないらしい。言ってみれば特殊な権力の中で育った人であり、そういった状況での親友として40年間続いていたということだ。
演説の原稿どころかチェ・スンシル氏が大統領の政策、例えば対北朝鮮とか経済政策、政府の人事、はては今日着ていく服までお告げによって全て決めていたのではないかと言われている。
日本ではある芸能人が洗脳され、すべてアドバイスの通りにしたがっていたのではないかという話があったが、その韓国の大統領版とでもいうのか。
大統領がもっとも偉いと思っていたらもう一つ上に権力があり、操られていたというわけだ。
・「韓国のラスプーチン」朴槿恵大統領を陰で操る謎の女性・崔順実氏とは? - ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/25/who-is-choi-sun-shil_n_12644096.html
・韓国激震 パク・クネ大統領スキャンダルの実態に迫る - 国際報道2016
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2016/10/1031.html
・「疑惑の本命は朴大統領その人だ」 韓国政治専門家が読み解くシナリオ - BuzzFeed Japan
https://www.buzzfeed.com/satoruishido/park-geun-hye?utm_term=.pcrQ5LNEn#.agYP3RaKM
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