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国立感染症研究所は十三日、ノロウイルスなどが原因の感染性胃腸炎の患者が急増し、一医療機関当たりの患者数が十一月二十八日~十二月四日の一週間に一七・三七人になったと発表した。過去十年で患者が多かった二〇〇六年と一二年に次ぐ水準。宮城県など十都県で流行警報の基準となる二十人を超え、猛威を振るっている。
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ノロウイルスは接触感染といい、手や食べ物についているウイルスが体の中に入ると下痢や吐き気、発熱、関節の痛みなどの症状を引き起こすウイルスである。
ノロウイルスは手の表面についていてもそこから入り込むことはないが、手についていると食べ物と一緒について胃腸の中に入ってくると悪さをすることになる。
電車の吊革やエスカレーターの手すりなど大勢の人が触っているところには、ウイルスなり病原体がついている可能性が高いので、外出した後に手を洗う、食事の前に手を洗うということで、自分の手についているウイルスが体の中に入り込まないように気をつける必要がある。
嘔吐をしてしまった場合、口の中にもウイルスがついているのでその唾液が飛び散ってしまうことで感染することはあるが、インフルエンザのように症状として頻繁に咳が出て、その飛沫の中にウイルスが入ってくるという意味での飛沫感染とは少し違う。
例えば保育園での感染が非常に多いというデータがあるが、患者の便および吐物の中にウイルスが入ってくるので、一人の子が嘔吐してしまった場合に、ミスト状になった吐物なりが空気中を漂うため、同じ密閉された部屋の中で誰かが吐いたりした場合は、だいたいその部屋の中にいる人には病原体が届いてしまうため感染力も高くなる。
ノロウイルスは10月くらいから3月くらいの冬の時期に流行する。この時期はどうしても寒いため部屋を閉めきっていたりすることが多いため、他の人に広げないためには、嘔吐や下痢をした子どもがいた場合には、まず窓を開けてしっかり換気をする、それから部屋の中にいる子供たちを別の部屋に移す、汚物等でまみれたものをビニールシートで覆うとかゴミ袋などのように密閉できるものに入れてしまうことで、物理的にウイルスを遮へいすることで感染予防になる。
子供がノロウイルスに感染して家で面倒を見ている親が感染するケースも非常に多い。家庭というレベルでは、おむつを替えるのにマスクして、手袋して、エプロンして、ゴーグルつけてというわけにもいかないので、小さいお子さんのいる家庭では1度くらい感染してしまうかもしれないなという覚悟も必要かもしれない。
ただし、それほど重症化することは少なく症状の軽い人が多い。ほとんどが一晩過ぎると強い吐き気も峠を越えるので、 とにかく水分をとって家で休んで様子を見るようにする。ノロウイルスは薬を飲まなければ治らないというものではない。
食品は85度以上に加熱するとウイルスをやつけることができる。消毒のやり方では、アルコール消毒があまり有効ではなく、家庭用の塩素系漂白剤を使わないと死なない。約500mlのペットボトルに水を入れてキャップ1杯分漂白剤を入れるのが有効と言われている。もし、便や吐物で汚染されたところは、キャップ2杯分入れたものを使って拭いたりするとノロウイルスを殺すことができる。
強い吐き気があると小さいお子さんに水を飲ませるの大変かもしれないが、もし点滴するとなると子供の場合、入院になってしまう。そうなると、この冬の時期にノロウイルスに感染した子供がたくさん入院してしまうと、他の病気で入院しなければならない子供のベッドがなくなってしまう。ですから、いろいろな経口補水液が市販されているが小さいお子さんのいるご家庭では、常備していただきぬるい温度にしてスプーンひとさじずつでもいいので、根気強く飲ませることが大切である。
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・ノロウイルスの予防対策は - 首相官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/noro.html
・冬の流行する「ノロウイルス」予防は3分以上の手洗いを! - 女性自身
http://jisin.jp/serial/健康ダイエット/healty/26760
・ノロウイルス ~症状と潜伏期間、正しい予防方法~
https://www.noro-virus.jp
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